石川遼、米ツアー本格参戦初戦にも「特別な感情はない」
なぜL・ドナルドは3パットしないんだ!?
「週刊ゴルフダイジェスト」(1月29日号)より
2011年に欧州&米国ツアー同時賞金王に輝いたルーク・ドナルド。当時は世界ランクもタイガーやマクロイを凌いで堂々の1位に立っていた。ルークの強みのひとつは、「449ホール連続3パットなし」というとんでもない記録を打ち立てているパッティングの正確さにある。その“世界一のパッティング”技術を、ルーク本人に聞いた。
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するとルークは開口一番、「ゴルフで最も大切なことは、基本を守ること」だと言い切った。その“基本のキ”はアドレス。手のひらで握るグリップと、打ち出すラインが目の下に来るセットアップを常に実践しているという。その上でストロークにおいて大切なのが、「ヘッドを加速させながらボールを打ち抜いてきっちり球をヒットする『ソリッドコンタクト』」だという。
「テークバックが大きくフォローが小さいとインパクトがゆるむ、と考える人が多いようです。しかし、ボクはそう思いません。逆に、小さなテークバックでフォローを大きく出そうとするから、ヘッドを加速させながら芯でボールをとらえるソリッドコンタクトができないのです。
トンカチで釘を打つところを想像してください。大きく振りかぶって釘の頭に向かって振り下ろしたら終わり。そのほうがテコの原理を活かしつつ、加速しながら正確に釘の頭を叩けます。ボクのパッティングは、まさにこのイメージです。
釘を打つとき、小さく上げてコツコツと叩いたら、かえって当たりが悪くなります。フォローを大きく出すことを考えるのではなく、的をめがけてパチッと打つ。打ったら流すのではなく意志を込めてフォローを止める。これがソリッドコンタクトです。
上手い人のパッティングを観察してください。フォローをダラダラといつまでも流している人なんていないはずです。フォローを大きくしようとするから、ルックアップしたり、ボールを追いかけて頭が前に動いたりと、パッティングのNGムーブを連発することになるのです」
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3パットを連発するアマチュアにとって“目ウロコ”の言葉。さっそく試してみよう。