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米国で話題の新コース、ユニークなパー3とは?

「週刊ゴルフダイジェスト」連載「ゴルフコース好奇心」(2月26日号)より

1995年からミレニアムにかけて、米国には年300もの新しいコースが誕生していました。しかし、サブプライムローン問題に端を発した金融危機により新設コースの数も減少、昨年はついに新設コースの数が二桁を割ってわずか9となってしまいました。

そんななか、今年に入ってグランドオープンを迎えたフロリダのストリームソングゴルフリゾートが注目を集めています。レッドとブルーの2つの18ホールは、今の設計界をリードするクレンショウ&クーア(レッド)、トム・ドォーク(ブルー)によるもの。

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3人の匠が描いた36ホールのうち、最もユニークなのがクレンショウ&クーアの8番(レッド)のショートパー3の発想です。図2をご覧ください。グリーン前部にピンが切られると、バックティでも距離は100ヤードを切りますが、強い起伏とアンジュレーションのグリーンは蛇行する形状で、その長さは60ヤード。さらに異なった位置にティを設け、「今日は縦長グリーン」、「明日は横長グリーン」といったリゾート的アイデアを取り入れています。

一見するとショートアプローチ練習のようなパー3ですが、左サイドには池、蛇行するグリーンをガードするバンカー群はわずかなミスも許しません。

日本のゴルフコースにもこのようなアイデアを取り入れてはいかがでしょう。

●解説/マサ・ニシジマ(コースコメンテーター)
大学卒業後、米国留学し、ドン・ロッシーの元でゴルフコースのクラシック理論を学ぶ。世界各国何千というゴルフ場を視察。その深い見識から米ゴルフマガジン誌の世界トップ100コース選考委員も務めた。

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