2019年 セントリートーナメントofチャンピオンズ
期間:01/03〜01/06 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)
日本未発表のテーラーメイド『M5』 D.ジョンソン、マキロイらが使用
◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 初日(3日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7518yd(パー73)
米ツアーの2019年初戦にテーラーメイドの新1W『M5』が初登場した。米国で3日に発表されたばかりで、ダスティン・ジョンソン、ロリー・マキロイ(北アイルランド)、ジョン・ラーム(スペイン)が初日に使用した。今大会には持ち込まれていないが、『M6』も同時に米国で発表された。
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M5は昨年発表されたM3の後継モデルでヘッド体積440ccと460ccの2モデル。M6は同じくM4の後継モデルでヘッド体積460ccの1モデルになる。テーラーメイドの関係者によれば、前作で搭載されたフェースのねじれにより飛んで曲がらない「ツイストフェース」などの機能は変わらず、より飛距離を求め、反発係数を最大限に上げたという。
最大の特徴はフェース面に2つ、小さな樹脂の注入口を付けたこと。従来の1Wは反発係数の規則を超えない数値内で作られてきたが、同モデルは最初から反発係数を超える数値でクラブを作った。赤いネジのある注入口からジェルを注ぐことで、同係数の規則内におさえる作りにした。
担当者は「もともと係数の規則内で作るよりも、規則を超えた数値で作り、その後に調整した方が、規則内ギリギリで作れる」とし、「プロにはもともと係数の規則ギリギリのクラブが渡っていた。今モデルでは一般の方がより反発での飛距離を実感できるはず」と続けた。
M3やM4を使用してきた米ツアーのプロからは特に好評。日本では1月11日に記者発表され、2月中旬の発売を予定している。(ハワイ州カパルア/林洋平)