2024/09/11欧州男子
「全英オープン」を特集ページで振り返る
2014年 全英オープン
期間:07/17〜07/20 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)
優勝争いこそならなかったが、初日に10位発進の松山英樹や最終日に出場選手中最多の8バーディを奪った小田孔明ら日本勢の奮闘もあった全英オープン。だが、「ある部門」ではトップ10(9位タイ3人のため11人)のうち8人を“日本勢”が占めていたことが分かった。
全英トップ10選手が使用したドライバーのシャフトをメーカー別で調べたところ、優勝したロリー・マキロイらトップ3をはじめ4人が三菱レイヨン(日本未発売モデル含む)、2人が藤倉ゴム工業、グラファイトデザインとシャフトラボ(USTマミヤ)がそれぞれ1人で計8人に及ぶことが分かった。
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残る3人が使用した「アルディラ」も三菱レイヨン社の傘下となっており、実質的には日本のメーカーが独占した格好だ。
ドライバーシャフトに使われるカーボン自体、日系メーカーが世界シェア7割を占めることもあり、日本のシャフトメーカーの技術力は高い。世界最高レベルのメジャートーナメントで、日本のモノづくりに対するトッププレーヤーたちからの“信頼”が如実に現れる形となった。
順位 | 選手名 | 使用シャフト |
---|---|---|
優勝 | R.マキロイ | 三菱レイヨン KUROKAGE SILVER 70X(日本未発売) |
2 | S.ガルシア | 三菱レイヨン ディアマナ D103X(日本未発売) |
2 | R.ファウラー | 三菱レイヨン ディアマナ D73X |
4 | J.フューリック | 藤倉ゴム工業 Motore Speeder VC6.2 X |
5 | M.レイシュマン | アルディラ RIP フェノム 70X |
5 | A.スコット | グラファイトデザイン ツアーAD DI 8X |
7 | C.シュワルツェル | 藤倉ゴム工業 Motore Speeder VC7.2 ツアースペックX |
7 | E.モリナリ | USTマミヤ ATTAS 3 6X |
9 | Sh.ローリー | アルディラ RIP A70 X |
9 | V.デュビッソン | アルディラ ツアーブルー 65 TX |
9 | G.マクドウェル | 三菱レイヨン ディアマナ Wシリーズ 60X |