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“アダムモデル”のキャメロンパター 全米で一般発売
By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider
アダム・スコット(オーストラリア)が2013年「マスターズ」を制するパットを決めたスコッティ・キャメロンのパターが、全米で間もなく一般販売される。タイトリストは、ヘッドをより長く、重く改善したことにより最高クラスの安定性とミスへの許容性を実現した、慣性モーメントの高いマレットパター「Futura X(フューチュラX)」(375ドル)を8月1日より発売すると発表した。
パターの精度は、ハイグレードな「6061アルミニウム」により保たれている。20グラムの重りを2つ配置したバランスバーが特徴的。また、その先ある“ツノ”の2箇所でソールの重みを調整できるため、高い安定性を実現している。
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「Futura Xは“考えないパター”と表現できると思います。ゆっくりと、安定したストロークをしたいゴルファーにとって最適です」とキャメロン氏は述べた。「これはアダム・スコットにとってパーフェクトなデザインです。ストロークに安定感をもたらし、手のぶれを抑えます」
Futura Xのパター全体の重さは、スタンダードなキャメロン「セレクト」シリーズのパターより20グラムより重く、スイングウェイトはかなり重めの「E8」に該当する。
さらにキャメロン氏は「Futura Xは、力のバランスを保ったデザインです」とコメント。「フェースバランスに近くなるシャフト形状を施しており、これは通常浅いトゥハングを生み出すのですが、このパターは背面にかなり重量があるためフェースをフラットにしています。前面のバランスバーが、シャフトの中心からかなり離れたところに重量を加えることを可能にし、高い慣性モーメントを実現したのです」。
その他の特徴は、オフセットのシャフトと共にある、ダブルベントの平坦なスチールシャフトだ。同氏は「一見して、角張ったテクニカルな印象を与える」と語り、またフローズン・チタニウムでの仕上がりが艶を消した外観を生んでいる。
パターは、3種類のスタンダードな長さ(33、34、35インチ)で発売予定だが、ミッドモデルまたはロングモデルにカスタマイズすることも可能だ(スコットが現在使用しているのはロングモデル)。
このパターは既に、全米ツアーに参加している名だたる選手達に使用されている。スコットは今シーズン序盤の「WGC キャデラック選手権」以降、Future Xを使用している。ジェイソン・ダフナーは全米オープンで4位タイとなったときに、従来の長さのモデルを使用していた。
「この新しいFutura Xは、僕が使ってきたパターのなかで一番安定しているね」とはスコット。「昨年の終わり頃、僕はスコッティのチームと一緒に、スタジオにこもって改善を重ねた。年明けにツアーで使用し始めた後も、マスターズで優勝するまで当初のデザインから微調整を加え続けてきた。それは本当に長い道のりで、僕は試合でのパフォーマンスに基づくフィードバックを提供していたんだ」。