“ビトゥイーン”に苦しんだマスターズ 松山英樹は仕切り直しの復帰戦
2024年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/09〜05/12 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)
アダム・スコット アイアンはスリクソンの3機種コンボ
◇米国男子◇ウェルズファーゴ選手権 事前(7日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7558yd(パー71)
クラブ契約がフリーになって久しいアダム・スコット(オーストラリア)。今週キャディバッグをのぞくと、気になる存在がいくつもあった。
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アイアン一式を住友ゴム工業(ダンロップ)のスリクソンにした。4番が「ZX5 Mk II」、5~7番が「ZX7 Mk II」、8、9番に「Z-FORGED II」と、3機種のコンボで組んだ。
スコットがスリクソンのアイアンを使い始めたのは、ことしの2月。「以前からVソールが気になっていたみたいで。その時期は雨も多く、(雨に対して)Vソールはどうなんだろうという問い合わせを受け、実際に試してもらったんです」(スリクソンツアー担当)。
同ブランドのアイアンに採用されている「Vソール」はソールの中心が山のように盛り上がっていて、地面との接地面が少なく、抜けの良さを生んでいる。スコットはそのソールを気に入り、まず「ZX7 Mk II」の4~9番がバッグイン。その後、「スピン量がもうちょっと欲しい」ということで4番が「ZX5 Mk II」に替わり、「つかまりを抑えたい」ということで、先週から8番、9番がマッスルバックに替わった。
もう一つ、バッグの中で1W以上に目立っていたのがパターだ。その大きさだけではない。緑色のヘッドには「FOR MASTERS USE ONLY」の文字が刻まれていて、まさにマスターズ仕様。こちらはL.A.B. Golfの「Mezz.1プロト」というモデルで、マスターズ歴代チャンピオンのアダム・スコットのために作られた特注品だ。
ウッド系はテーラーメイド製で統一。1WにはQi10のスタンダードモデル。その下に「BRNR MINIドライバー」の13.5度を入れ、さらにQi10の5W(18度)を投入している。
タイトリストのウェッジはロフト50度と54度がSM10、60度にはウェッジワークスを入れ、リーディングエッジ側のソールをがっつり落として、残った部分は真っ平にしている。実にこだわりの詰まった14本で、スコットは昇格大会に挑む。
<ウェルズファーゴ選手権でのクラブセッティング>
ドライバー:テーラーメイド Qi10(10.5度)、BRNR MINI(13.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLUE(重さ60g台、硬さTX)(70g台、TX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi10(5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS TR BLUE(70g台、TX)
ユーティリティ:スリクソン ZX Mk II ユーティリティアイアン(3番)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーADハイブリッド 105X
アイアン:スリクソン ZX5 MkII(4番)、ZX7 Mk II(5~7番)、Z-FORGED II(8、9番)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100
ウェッジ:ボーケイ SM10(50、54度)、ウェッジワークス(60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100(50、54度)、トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー S400
パター: L.A.B. Golf Mezz.1 Proto
ボール:タイトリスト プロV1