2024年 ザ・ジェネシス招待
期間:02/15〜02/18 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
コブラ「ダークスピード」はアマでも使える?/米ツアーで見つけた最新ギア
◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 事前(13日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)
2024年もゴルフメーカー各社から新しい製品が次々と発表されているが、PGAツアーで発見した最新ギアの情報をアップデートしたい。
<< 下に続く >>
キャロウェイ「Aiスモーク」やテーラーメイド「Qi10」、ピン「G430 MAX 10K」といった大手クラブメーカーの話題が飛び交う中にあって、コブラの新しい「DARKSPEED(ダークスピード)」シリーズも負けず劣らず評判は上々だ。
ツアーバンの中で見つけた新モデルは、「LS」「X」「MAX」の3機種。同社のツアー担当が「ほぼ全員が『LS』を試して、そのまま新しいモデルにスイッチしたよ」と話すように、契約選手のリッキー・ファウラー、ゲーリー・ウッドランド、ジャスティン・サーらが「LS」を実戦投入している。
看板選手のファウラーは昨年11月末の「ヒーローワールドチャレンジ」から“即決”でバッグインしたとか。「前作よりやや低スピンだけど、スピンが少なすぎることもなく、程よいスピン量で球が安定しているのを気に入っていたよ。初速も変わらず出ていて、よりコントロールできるようになった感じがあったね」(前出ツアー担当)。最終的にロフト9度のヘッドをチョイスし、シャフトは前作と同じ三菱ケミカル ディアマナ WB(重さ70g台、硬さTX)を挿した。
もともと超低スピンヘッドで飛距離が出るモデルという印象だったが、さらに低スピン化したというならば、アマチュアには全く歯が立たないように思えるが…。それでも前出のツアー担当は「X」と「MAX」はアマチュアにもより打ちやすくなったと太鼓判を押すから、がぜん興味も湧いてくる。
「『X』は前作よりスピンが入るようになったし、お尻側のウエイトをつければ球も上がりやすくなる。『MAX』もウエイトを調整してつかまりをよくすれば、結構打ちやすいと思うよ。見た目もやさしくなっているしね」。今作はウエイト調整機能もウリで、「MAX」は同社史上最大級の慣性モーメントを誇るそうだ。
見た目のカッコよさは申し分なし。気になる方は、ひとまず試打をして、どのモデルにするか選んでほしい。(編集部/服部謙二郎)