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リッキー・ファウラーの“雨の日用パター” エースとビミョーに長さが違う…

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前(18日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

リッキー・ファウラーの復活は日本でも話題になったが、その原動力はパッティングの復調だろう。スコッティキャメロンの「ニューポート2」を長年使用し、パットの名手としても有名だったが、ツアー5勝目を挙げた2019年以降は優勝から遠ざかり、成績も低迷。しかし、昨年から徐々に復調の兆しを見せ始め、今年に入ってすぐにオデッセイの「バーサ ジェイルバード」という大型マレットの中尺パターを投入すると、一気に右肩上がりとなって、7月「ロケットモーゲージクラシック」で4年ぶりの復活優勝を遂げた。

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今シーズンの平均パット数1.715で全体9位、21-22年シーズンは1.769で全体124位だったから、パッティングが好調の一因になっているのは明らかだ。

そんなファウラーのキャディバッグをのぞいてみると、オデッセイ「バーサ ジェイルバード」はもちろん入っていたが、同じ長さの大型ヘッドパターがもう1本。ヘッドカバーを外してみると同じ「ジェイルバード」ではないか。いったい何が違うのか?ファウラーは練習グリーンで2本のパターを打ち比べているが、パッと見では違いがまったく分からない…。

キャディのリッキー・ロマノさんによると「長さが微妙に違うんだ」。ロマノさんはそもそもファウラーがジェイルバードを使うきっかけを作った人。自分のジェイルバードをファウラーが打って、その性能に惚れて使い始めたのである。

エースパターは38と5/8インチ、サブパターはエースパターより1/8インチ短いらしい。1/8インチは3.175mm。ほんのわずかの差だが、ロマノさんは「雨の日にレインジャケット着ると、エースパターではグリップエンドが服に当たって擦れやすいんだ。ほんの少し短くすることで気にせず振れて、ストロークがスムーズになる」と説明してくれた。

確かにファウラーは中尺の長さのパターをグリップを余して握り、お腹付近を支点に振り子のように打つ。長さによってはグリップエンドが服に当たってしまうのだろう。ファウラー本人に普段どのようなストロークをしているのか尋ねると、「スーパーストロークのロンググリップを35インチのパターを握るような位置で余して握る」とのこと。そして「大きな筋肉を使って打っているよ」と言い、ショルダーストロークを心がけているそうだ。

ファウラーの「ZOZOチャンピオンシップ」出場は2年連続2回目。昨年は最終日に単独首位でスタートして、キーガン・ブラッドリーに惜敗した。今年はリベンジしたいところだ。予選ラウンドはそのブラッドリーと日本の松山英樹と同組。ちなみにブラッドリーも「ジェイルバード」ユーザーなのは押さえておきたい。(千葉県印西市/服部謙二郎)

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