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フェースが透け透け、なんじゃこりゃ!? ZOZOで発見「Ai-ONEパター」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前(17日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

練習グリーンに、キャロウェイの新しいパターがズラ―ッと並んでいた。海の向こうでは、すでにジョン・ラーム(スペイン)が使って話題になっているモデルで、ソールには「Ai-ONE」の文字。ピン型やツノ型、マレット型(ロッシー)などオデッセイの定番の形があり、ホワイトホットのような白いインサートが入り、インサート上にはうっすらとミーリング(?)があるように見える。ヘッドは濃紺色(光加減で黒にも見える)で締まった印象の顔つきで、ヘッド上部に白いサイトラインが目立つ。さらに「Ai-ONE」シリーズのほかに、「Ai-ONE MILLED」というミルド加工した削り出しもあった。

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特徴的なのは「Ai-ONE」シリーズで“フェースの裏側をのぞける”という点だ。

キャロウェイの「AI」といえば、パラダイムシリーズなどドライバーの「AIフェース」を連想するが、あれは「AI」によるフェース設計、ミスヒット軽減や初速アップを意図したものだ。それがパターのフェースにも…?ミスヒットを減らしてくれるのかな…?ヘッドをよく見ると、ピン型のヘッドはバックフェース部が透けていて、フェースの裏側が見える。一方でツノ型の「#7」は、ソールのヘッド前方部が透けていて、こちらもフェースの裏側を“チラ見”できる。

いろいろ突っ込みどころ満載なヘッドだが、キャロウェイ関係者に話を聞こうにも、緘口令が敷かれていて、細かい性能は語れない。そこで、練習ラウンドにこのパターを持って行った選手に話を聞くことにした。

早速使いそうな勢いなのが今平周吾だ。元々、大型マレット好きで、今回はツノ型の「Ai-ONE」を選んだ。練習ラウンドの最終ホールでは他のパターを使わず、それだけで打っていた。ホールアウト後の第一声は「フィーリングが良かったですね。今週コレで行きそう」と投入を示唆。「ホワイトホットインサートより打感が硬めで、音がしっかりして、弾く感じがします」。元々弾く打感が好きなだけに相性がいいようだ。

さらに「EXOロッシー」のホワイトホットインサートモデルを使う平田憲聖も、「Ai-ONE」のロッシーS(ショートスラント)を練習ラウンドに持って行った。「結構いいですね。なんか、打ったら入る感じがする」とこちらも高評価。打感は「初代のホワイトホットに近い打感で、ちょっと硬めです。でも、僕はその硬めの打感が好きなので、距離感も出しやすいです」。今週の投入はお預けするが、お気に入りのダブルベンドネックに替えてまた試すとのことだ。

今平と平田の話を総合すると、この「AI」によるフェース(おそらく)の打感は硬めでミスヒットにも強そう。硬いといっても初代ホワイトホットに近いというから、現行モデルに搭載されているホワイトホットインサートよりは硬めということ。確かに音を聞くと、少し球離れが速い感じはある。今平は「空洞がある感じがして、中空アイアンを打っているみたいな感覚もある」という。その硬さがAIのテクノロジーによるものなのかは分からないが、ひとまずプロの反応は上々のようだ。

もう一方の「Ai-ONE MILLED」に関しては、久常涼がピン型のヘッドを試していたが、「Ai-ONE」より打感はさらに硬いとのこと。「Ai-ONE」との違いも含めてこちらも詳報は不明。キャロウェイによると、発売日や性能などは11月上旬に発表するらしい。次の情報を待たれよ。(千葉県印西市/服部謙二郎)

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