“NO.1パター”ブランドは 個性派にも注目/世界トップ50のセッティング事情
プロゴルフは“パット・イズ・マネー”。どんなに正確なショットを続けても、勝敗を分けるのはグリーン上の一打になる。世界トップレベルでプレーする選手たちが選ぶパターとは。新型コロナウイルス感染拡大の影響で凍結中の男子世界ランキング50位の選手のクラブセッティングから、一流のトレンドを探ります。
オデッセイかキャメロンか
キャロウェイゴルフが展開するオデッセイ、タイトリスト・ブランドのスコッティキャメロンが“2強”としてしのぎ削っている。今回は18人のオデッセイに軍配。ウェブ・シンプソン、トミー・フリートウッド、ザンダー・シャウフェレらがランキング上位選手に挙がる。また、2016秋に買収したトゥーロン・デザイン社が得意としてきた削り出しの「トゥーロン」シリーズもフランチェスコ・モリナリ、ケビン・ナ、マット・ウォレスの3人が使用している。
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スコッティキャメロンは16人。タイトリスト契約のジャスティン・トーマス、アダム・スコットらだけでなく、ブルックス・ケプカに、タイガー・ウッズ、そして松山英樹も長年、ピン型のプロトタイプをエースに据えている。
ランキング上位者が多いテーラーメイド
テーラーメイドはピンに次ぐ4番目のシェアながら、世界ランクトップ5のうち3人という結果だった。1位ロリー・マキロイと2位ジョン・ラームは「スパイダー」シリーズ、ダスティン・ジョンソンは今年リリースされたばかりのトラスシリーズ(TM1トラスヒール)をテストしていた。
50人のうち、1人ずつだったのが6メーカー。ブライソン・デシャンボー(SIK)、マット・クーチャー(ベティナルディ)はお馴染みの中尺モデルを愛用。ほかにジャスティン・ローズ(アクシス1)、トニー・フィナウ(ピレッティ)、マシュー・フィッツパトリック(イエス!)、チェズ・リービー(PXG)が少数派だった。