永峰咲希の最新14本 プロ人生初の契約フリーで選んだのは「GT3」「P770」「SM11」「プロV1」
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)
永峰咲希が14本を一新した。長年契約してきたテーラーメイドから卒業し、今シーズンはボール(タイトリスト)以外は契約フリー選手として戦う。そんな彼女の2026年シーズンの14本をひも解いていきたい。
ピン、テーラーメイド、キャロウェイの各社新作を試した中で、ドライバーはタイトリストの「GT3」に決めた。
「GT2とGT3をツアーレップの方に渡されるがままに試して、打ちながら細かく調整しました。どちらも良かったのですが、最終的に打ちやすかったGT3に決まりました」と決断は早かった。「初速、スピン量ともに安定して出てくれるヘッド。キャリーは以前と変わりませんが、ランがほど良く出る分、飛んでいます」と数字もバッグインを後押しした。
シャフトには以前使っていたフジクラの「スピーダー NX グリーン」がハマった。「タイトのヘッドに(以前使用していた)赤ベン(ベンタスレッド)を入れたらスピンが2000回転前後まで落ちちゃって。グリーンだと2200~2800の間に収まってくれた」とこちらもスピン量が決め手となった。
合わせて3番と7番ウッドをタイトリスト「GT2 フェアウェイウッド」にスイッチした。「ヘッドを小さく感じて最初は『こんなの打てるの?』と思いましたが、打ってみたらいい球が出ました。小さいからこその操作性もありますが、かといって難しくはない。変なライからでも扱いやすく、大きいボールが出るイメージですね。それこそスプーン(3W)は飛んでいる感じがします」と早くもお気に入りに。
アイアンはことしもテーラーメイド「P770」を継続使用。ピッチングウェッジだけ「P7CB」をブレンドしている。
ウェッジはタイトリストのボーケイウェッジ「SM10」から新作「SM11」へ移行した。
「バウンスやロフトはSM10の時から変えていません。SM11になってもアプローチは変わらずいい感じで、むしろショットの精度が上がった気がします」とコントロールショット時の変化を感じているという。「60~70yd以内の飛び感が安定しました。メーカーが説明している『(グラインド間での)重心位置を統一した』という点も、分かる気がします。番手違いでも同じクラブを打っている感覚がなんとなくだけどあります」と、いかにも技巧派らしいコメントを寄せた。
パターもスコッティキャメロンの「Phantom 5 S」を継続。Sはストレートの略で、ややオンセットに挿さったセンターシャフトだ。永峰は丸いパターグリップを使用。他にもファストバックのセンターシャフトもグリーンに合わせて使い分けている。
そしてボールは、タイトリストの「プロV1」(2023年モデル)にスイッチした。「25年モデルのプロV1とプロV1x、23年モデルの両方も打って、いちばん移行しやすかったのが23年のプロV1でした。アプローチやパットの感覚が良くてフェースに乗っている感じがします」。ちなみにテーラーメイド以外のボールを使うのはジュニア時代以来だという。「ジュニアの時に(ブリヂストン)ツアーステージの『V10』を買って使っていました」と懐かしんだ。
昨年は約5年ぶりの復活優勝を遂げた永峰。クラブもウェアも一新した新シーズン、さらに上位を目指して気合十分だ。
<永峰咲希の14本>
ドライバー:タイトリスト GT3(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(重さ50g台、硬さS)
フェアウェイウッド:タイトリスト GT2(3番 15度、7番21度)、テーラーメイド Qi35(9番24度)
シャフト:3&7W=藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(重さ50g台、硬さS)、9W=藤倉コンポジット VENTUS TR BLUE(重さ70g台、硬さS)
ユーティリティ:テーラーメイド Qi4D レスキュー(6番28度)
シャフト:藤倉コンポジットTR HYBRID(重さ75g、硬さS)
アイアン:テーラーメイド P770(6~9番)、テーラーメイド P7CB(PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 プロトタイプ(硬さS)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM11 (48、54、58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ プロトタイプ(硬さS)
パター:スコッティキャメロン Phantom 5 S