「フラッシュサブゼロ」ツアープロは4種のヘッドからチョイス
キャロウェイゴルフは今年打ち出した新シリーズ、エピックフラッシュのドライバーを拡充する。「エピック フラッシュ ドライバー」、「エピック フラッシュ スター ドライバー」、さらにツアーモデルともいうべき低重心タイプの「エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー」を2月にリリース。この“サブゼロ”モデルについて、5月にさらに「ダブルダイヤモンド」、「トリプルダイヤモンド」を追加発売する。
実はプロツアーの現場では、サブゼロを使う選手たちはそれぞれ微妙に特徴が違う以下の4種類のヘッドから好みに合うものを選んでいる。
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・ネック部分に印がない“ノーマル”のサブゼロ(通称A)
・◆と刻印されたシングルダイヤモンド(B/非売品)
・◆◆と刻印されたダブルダイヤモンド(C)
・◆◆◆と刻印されたトリプルダイヤモンド(D)
サブゼロは「スター」よりも重心を低く設計し、低スピンでボールを飛ばすことに特化したモデル。派生モデルである◆(B)は、ノーマル(A)よりもバルジ(フェース面の水平/横方向の丸み)をおさえ、フェース面が真っすぐ見えるのが特徴だ。
◆◆(C)は、(B)のクラウンのヒール部分(ネックに近いエリア)に厚みを持たせた。アドレスしたときにフェース面が“四角く(台形に近い)”見えるようにつくられた。ツアー担当者によれば「ターゲットに対して“真っすぐ”構えやすいのが特徴です。(A)のフェース面のカーブが苦手という選手が好むケースが多い」という。
◆◆◆(D)は、フラッシュシリーズの中で唯一、ヘッド体積が445㏄とやや小ぶり(そのほかは460㏄)で、ディープな設計。重心がシリーズの中ではもっとも高く、スピン量を増やした。「ヘッドが少し小さいので、よりシャープに振り抜きたいゴルファーが選ぶ。スピンが少なく、他のサブゼロではボールが上がりきらないというアマチュアにも合うのではないでしょうか」
4種のモデルを並べて、目を凝らすと確かに違いが分かる。わずかな見た目やスピン量の違いを求めて真剣にモノづくりをして、それを選び抜くのがプロツアーの世界でもある。
※サブゼロ各モデルを使用する主な男子プロ(5月9日時点のデータ)
(A) ショーン・ノリス、H.W.リューら
(B) 深堀圭一郎、ブレンダン・ジョーンズ、アンソニー・クワイエル
(C) 石川遼、中里光之介
(D) 丸山茂樹、池田勇太、岩田寛、キム・ヒョンソン