藤本佳則が逆転勝利 タイトル奪還に貢献!
「HONMAは おじさんのクラブか?」上平、岩田らを支える新ブランド
2012年の国内男子ツアーでブレークした選手と聞いて、まず思い浮かぶのはどの選手の顔だろうか?新人ながら5月の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」を制した藤本佳則、また同じくルーキーで年間を通じて活躍を見せた川村昌弘、さらには8月の「VanaH杯KBCオーガスタ」で待望の勝利を挙げたキム・ヒョンソンに加え、韓国の新鋭イ・キョンフンも有力候補と言えそうだ。
そして彼らと同様、多くの週で注目を集めたのが35歳の上平栄道。ツアーメンバーで最低身長、158センチの小さな巨人はツアー初勝利こそならなかったが、7度のトップ10入り(うち4度がトップ5)で、賞金ランク16位に。最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」、翌週の「Hitachi 3Tours Championship」への初出場も果たした。
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今回、話題にするのはその上平を支えるギア。シーズン後半戦でドライバーに差さっていたシャフトは、来年2月発売の本間ゴルフ「ヴィザード(VIZARD)」シリーズ。グリーンとブラックのコントラストがまぶしい「TA」だ。
「キヤノンオープンから使用しました。とてもしっかり感があって、ヘッドとのマッチングも良かった。強くて飛ぶ球が出ていたので、すごく良い印象でした。つかまりやすいタイプなので、アマチュアの方にとっても合う性能のシャフトとだと思う」と言う上平の他、韓国女子プロのリュー・ソヨンが使うこの「VIZARD TA」は、いわゆる弾き系。一方、岩田寛、キム・ドフン、ジュビック・パグンサンらが使う「VIZARD TZ」は粘り系で、ブルー×ブラックのカラーとなる。それぞれのゴルファーのニーズに応える2つの製品だ。
同シリーズは2月、新ブランドの「TOUR WORLD(ツアーワールド)」とともに市場にリリースされる。本間ゴルフといえば、悪く言えば“かつての名器”、“年配のゴルファーが使う”といったイメージも根強い。しかし同社は今回、コアなアマチュアゴルファーの層を「熱意系ゴルファー」というフレーズで定義。このヴィザード・シャフト、ツアーワールドの各クラブは、プロからのフィードバックをもとに、向上心の強いアマチュア層をターゲットにしている。
「HONMAは おじさんのクラブか」。これこそが新たなキャンペーンフレーズ。上平、岩田、キム・ドフン・・・ツアー初優勝が待たれる彼らの活躍は、新ブランドのイメージ構築にも直結していくだろう。