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2011年 グリーンブライアークラシック
期間:07/28〜07/31 場所:ジ・オールドホワイトコース(ウェストヴァージニア州)

佐渡充高が簡単解説!初めてのPGAツアー【第六回】

石川遼プロは早くPGAツアーでプレーした方が良いのでしょうか?

早く行ってほしいですね。もう機は熟していると思うので、いつ行っても良いと思います。ただ、アメリカは21歳にならないと、クレジットカードは作れない。もちろんお酒も飲めないしバーへの立ち入りも制限されます。また、レンタカーを借りたり、ホテルを予約したりすることも難しいですよね。行くといっても一人ではないので、周りがサポートすると思いますが、アメリカではどこの州においても21歳から大人だと認められるんです。そう考えると、21歳になってからのほうが良いのですが、そうしているうちに調子を落としてしまうのはイヤですしね。できるだけ早く行ってほしいなと思います。今年20歳。今年中にはある程度の結果をだして、来年の出場権くらいはとってほしい。アプローチなど、まだ厳しい部分はあるかもしれないけれど、彼の吸収力を考えたら、力をつけていって相応の結果は残せるのではないかなと思いますよ。今は若いし体力もある。日本のシーズン開幕前は、アメリカにしばらくいてもいいと思いますね。今年はずいぶんと長くいたけど、これを続けていって何かのきっかけでシード権をつかみ、フルシードで参加してほしいですね。フルシードと言っても年間15試合に出れば良いのだから、日本の試合との兼ね合いもあるけど、何とかなるんじゃないかな。国内ツアー開幕前までの3カ月間で約10試合、メジャー戦を3、4試合、あとは残り1、2試合に出場すれば、年間15試合になる計算ですね。アメリカにパッと行って勝てるほど甘くない。夢をかなえたいなら、いろいろ経験を積まなくちゃダメ。でも彼は、英語を一生懸命勉強しているし前向きだからね。あの気持ちがあるうちにアメリカに行ったほうがいいと思います。

機が熟しているという意味は?

ある程度、力はつけてきているので、あとはアプローチのバリエーションがもう少し必要かなと私自身は思います。もちろん上を見ればスイングのレベルはきりがないけど、あとはやる気が大切です。石川遼プロは今一番やる気のある時だと思うんです。ちょっとでも問題があると、機会を失ってしまいますし、逆にやる気さえあれば、少しくらいの問題があってもなんとかこなしていけますからね、今(やる気があるうちに)行くべきだと思いますよ。アプローチもさまざまな場所の、異なる芝でやっておくことで、こういうふうに打つんだとか、こういう方法もあるんだというアイデアも出てくると思いますし、人のプレーをみてヒントにもなりますしね。プレーをしながら色んなことを吸収してうまくなれると思いますね。

佐渡充高(さどみつたか)
ゴルフジャーナリスト。1957年生まれ。上智大学卒。大学時代はゴルフ部に所属しキャプテンを務める。3、4年生の時に太平洋クラブマスターズで当時4年連続賞金王に輝いたトム・ワトソンのキャディーを務める。東京中日スポーツ新聞社を経て85年に渡米、ニューヨークを拠点に世界のゴルフを取材。米国ゴルフ記者協会会員、ゴルフマガジン「世界トップ100コース」選考委員会国際評議委員。元世界ゴルフ殿堂選考委員。91年からNHK米ゴルフツアー放送ゴルフ解説者。現在は日本を拠点に世界のゴルフを取材、講演などに飛び回る。

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