前回大会は欧州選抜がタイトルを防衛。大会初の4連覇に挑む(Stuart Franklin／Getty Images)

◇欧州選抜VS米国選抜◇ソルハイムカップ 事前情報◇ロバート・トレント・ジョンズGC (バージニア州)◇7500yd（パー72）

欧州選抜と米国選抜によるチーム戦が13日（金）より3日間の日程で行われる。2017年大会以降タイトルから遠ざかっている米国選抜がホームとなり、3連覇中の欧州選抜と威信をかけて争う。

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1990年にフロリダで始まった大会は今年で19回目。2年に一度の開催で、元は偶数年に行われていたが、01年のアメリカ同時多発テロの影響で延期となった男子の欧米対抗戦「ライダーカップ」と兼ね合いを取るため、03年からは奇数年開催になっていた。新型コロナウイルスの流行でライダーカップが20年大会を延期、奇数年スケジュールに戻したことで、本大会も今年から偶数年開催に。次回の開催は26年となる。

各チーム自動選出とキャプテン推薦を合わせた12人が出場する。初日と2日目はダブルスのマッチプレー戦で、午前にフォアサム（ひとつのボールを交互に打つ）、午後にフォアボール（2人が別々のボールでプレー。良い方のスコアを採用）を4試合ずつ実施。最終日はシングルスのマッチプレー12試合を戦い、3日間の累計28pt（勝ち:1pt／引き分け:0.5pt）の争奪戦で勝敗を決する。

昨年大会は同ポイントのまま最終日を迎え、シングルス12試合でともに5勝5敗2分けで6ptずつを加算。18回目の開催にして史上初の同スコア決着（14対14）となったが、規定により21年大会覇者の欧州選抜がタイトルを防衛した。

大会史上初の4連覇を目指す欧州選抜の主将を務めるのは、昨年に続きメジャー2勝のスーザン・ペターセン（ノルウェー）。セリーヌ・ブティエ（フランス）、チャーリー・ハル（イングランド）、ジョージア・ホール（イングランド）ら3連覇に貢献したメンバーがそろった。「パリ五輪」で銀メダルを獲得したエスター・ヘンゼライト（ドイツ）は大会初出場となる。

タイトル奪還を狙う米国選抜は元賞金女王のステーシー・ルイスが主将を務める。世界ランク1位で今季6勝を誇るネリー・コルダ、ランク2位のリリア・ヴ、ランク9位で今回が初出場のローズ・チャンなど、攻撃力の高いメンバーが並ぶ。今季限りでフルタイムのツアー参戦を終えるレキシー・トンプソンはキャプテン推薦で出場する。

＜欧州選抜メンバー＞
キャプテン：スーザン・ペターセン
副キャプテン：ローラ・デービース、キャロライン・マーテンズ、アンナ・ノルドクビスト（選手兼任）、メル・リード
選手：チャーリー・ハル、エスター・ヘンゼライト、セリーヌ・ブティエ、マジャ・スターク、リン・グラント、レオナ・マグワイア、カルロタ・シガンダ、マデレーネ・サーストレム、ジョージア・ホール、（以下キャプテン推薦）エミリー・ペデルセン、アルベイン・バレンズエラ

＜米国選抜メンバー＞
キャプテン：ステーシー・ルイス
副キャプテン：モーガン・プレッセル、アンジェラ・スタンフォード、ブリタニー・リンシコム、ポーラ・クリーマー、
選手：ネリー・コルダ、リリア・ヴ、ローレン・コフリン、アリー・ユーイング、アリセン・コープス、メーガン・カン、アンドレア・リー、ローズ・チャン、アリソン・リー、（以下キャプテン推薦）ジェニファー・カップチョ、サラ・シュメルツェル、レキシー・トンプソン