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横峯さくら、連続予選通過記録「101」の重み

今年5月の「サイバーエージェントレディス」で、不動裕理の持つ91試合を抜き、LPGAツアー新記録となる連続予選通過92試合を達成した横峯さくら。今週の「NEC軽井沢レディス」を前に、その記録は101試合まで伸びていた。

だが、初日に1オーバー66位タイと出遅れた横峯は、2日目に入っても「左へ左へと行ってしまう」という課題のショットが修正できない。それでも、前半は1つスコアを伸ばしてイーブンパーで折り返したが、風も穏やかな絶好のコンディションに恵まれたこの日、周囲もじわじわとスコアを伸ばしていった。

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「カットラインはスタートしたときから頭の中にありました」という横峯。しかし、最終9番(パー5)を迎えたとき、想定されるカットラインにはあと1打足りていなかった。

ティショットは完璧な当たりでフェアウェイへ。横峯の組について歩くギャラリーは、スマートフォンで速報サイトを見ながら、「今、53位になった!」「あと1打欲しい!」「これでホールアウトしたら、あとは祈ります」等々、ただならぬ緊張感に包まれている。

3打目で2メートルのバーディチャンスにつける。ギャラリーは、まるでウィニングパットを見詰めるように、この最後のパットに願いを込めた。

横峯の読みはスライスだった。いつものルーティンをこなし、その読み通りにカップ左縁に打ち出したが、球は頑なに右へ切れようとはしない。そのままカップの縁をくるりと4分の3回転して、ギャラリーに固唾をのませ、カップの右30センチで動きを止めた。

グリーンを取り囲んだ「あーっ」というため息と共に、膝を折った横峯。2010年の「西陣レディス」から足かけ3年、101試合に渡って続けてきた連続予選通過記録は、この瞬間に終わりを告げた。

「最後にバーディを獲っておけば大丈夫だと思ったけど、一生懸命やった結果なので仕方ないです」。ホールアウト時点で予選落ちは未確定だったが、覚悟はできていた。「落ちてしまった今、改めて分かりますね」。横峯は、自身の積み重ねてきた足跡に思いを馳せた。

今大会でプロ転向後265試合目の横峯だが、最終日に進めなかったのはこれで僅かに9試合目。人気選手として、シーズン中はほとんど毎週のように、予選通過という地味な記録を地道に積み重ね続け、スポンサーの期待に応え、ファンには会場に来れば必ず会えるという安心感を与え、女子ツアー人気を支えてきた。

「またイチから頑張ります。これで気持ちの面でプレッシャーは無くなるかなと思うので」。

会場にかけつける横峯の熱烈なファンのティシャツには数年前から、「さくらちゃん、いつもありがとう」のメッセージがプリントされている。偉大な記録が途切れた今だからこそ、その言葉の“重さ”が心に染みた。横峯のキャリアはまだまだ続く。(長野県北佐久郡/今岡涼太)

横峯さくらの予選落ち一覧
13年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
05年 伊藤園レディス
05年 マスターズGCレディース
05年 日本女子オープン
05年 サントリーレディス
05年 廣済堂レディス
◇失格
04年 伊藤園レディス
◇棄権
10年 スタジオアリス女子オープン
07年 ヴァーナルレディース

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2013年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント




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