J.J.スポーンがメジャー初優勝を遂げた14本 人気上昇中のメーカー手掛けるパターも貢献
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(15日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
J.J.スポーンがプロ14年目で初のメジャータイトルをつかんだ。深いラフと硬く傾斜の強いグリーンにより歴戦の猛者たちが軒並みスコアを崩す中、フィールド唯一のアンダーパーとなる通算1アンダーで勝ち切った。
1打差2位から出た最終日は出だし6ホールで5ボギーと大きく出遅れ。そこからバックナインを4バーディ(1ボギー)で回って逆転する原動力となったのが、次々と長い距離をカップに沈めたパッティングだ。12番(パー5)で12m、14番で7mを入れて首位に迫り、最終18番では決着をつける20mのバーディパットをねじ込んだ。大会を通してのパッティングのスコア貢献度を示すスタッツは+2.29で全体2位だった。
パターは、フェースの開閉を抑える“トルクレス”をうたうLABゴルフの「DF3」を使用する。米男女ツアーで人気沸騰中のメーカーで、大会12位のアダム・スコット(オーストラリア)、リッキー・ファウラー、米女子ツアーのキム・アリム(韓国)、畑岡奈紗らが使ったことでも話題に。今回のスポーンの優勝は、同メーカーにとっても初のメジャータイトルとなった。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:タイトリスト GT3(9度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK VeloCore+ (重さ60g台、硬さX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi10(3番15度、5番18度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ PD(3番=70g台・TX/5番=80g台・TX)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZXi5(4番)、ダンロップ スリクソン ZXi7(5番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100
ウェッジ:クリーブランド RTX ZIPCORE(50度)、クリーブランド RTZ(54度)、クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー S400
パター:LABゴルフ DF3
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)