クラブのフィッティングと設計を変える コブラの新ドライバーと3Dプリントアイアン

リッキー・ファウラー
コブラの新しい1Wを握るリッキー・ファウラー(Cobra Golf)

コブラゴルフは新たなDS-ADAPTシリーズと3Dプリントされた3DPアイアンで、ゴルフクラブの設計と技術革新を未来へ進めようとしている。

業界に変革をもたらすフューチャーフィット33ホーゼルと、アップデートされた重量配分システムを合わせ持つDS-ADAPTシリーズは、ゴルファーのためのカスタムフィッティングを新たなレベルへ押し上げた。また、改良された空気力学的なクラブヘッドが、同社史上最速かつ最も安定した1Wを誕生させた。3Dプリント技術を応用して製造した3DPアイアンは、鍛造アイアンの打感に、最適化された重量配分による高い安定性と信頼性を組み合わせることで、アイアンの未来を切り拓いた。

33通りの可変式ホーゼル

「フューチャーフィット33」という可変式ホーゼルは33種類のロフト角とライ角を個別に調整できる革命的なシステム。ロフト角とライ角を調節することで、プレーヤーは望んだ弾道を実現できる。その上で、ソールに搭載された「スマートパッドテクノロジー」がロフトやライの設定に関係なく、アドレスでフェースをスクエアに維持。このテクノロジーと設計の進化により、ゴルファーはプロもアマチュアもカスタムフィッティングに新たな領域を切り開くことができるようになった。

ツアーオペレーションを統括するベン・ショーミンは「フューチャーフィット33は、フィッティングの観点から言うと、ヘッドを格段にダイナミックなものにするでしょう。この微調整により、これまで我々が実現できなかったポジションにヘッドを配置できるようになった」と述べた。

ゴルファーは、ドライバーのヒールに記載されたQRコードを読み込むことで、コブラの“FF33・説明ガイド”を読みながら理想的なセッティングを見つけ出せる。「背面のQRコードは、選手たちにも大好評です。リッキー(ファウラー)は、ココをよくいじっている。彼にとっては、好みの見た目にする機能でもある。感触と見た目が彼にとってベストであることも大切なのです」

PGAツアー6勝の契約選手でもあるリッキー・ファウラーも、DS-ADAPTの開発とカスタイマイズ性の向上に深く関わった。ファウラーは新しい1Wに乗り換えてから、PGAツアーにおけるストロークゲインド:オフ・ザ・ティのランキングを137位から41位まで急上昇させた。「33通りのセッティングにより、オプションが以前よりもはるかに多い状態になったんだ。ロフトとライ角を個別に調整できるのが素晴らしい。ドライバーだけでなく3番ウッドの調整にも多くの可能性が開けた」

ゲーリー・ウッドランド
ゲーリー・ウッドランドもコブラ契約(Cobra Golf)

同シリーズのヘッドは4種類。全てに抵抗を減らしてクラブとボールスピードを加速させる「プログレッシブエアロ形状」が採用されている。各モデルはプレーヤーのタイプに合わせてパフォーマンスを最適化するため、内蔵型の「アダプティブ・ウエーティング」システムを搭載。また、マシーンラーニングを利用することでフェース全体に15のホットスポットを作り出し、ボール初速を最大化しつつ、芯を外したショットの助けとなるコブラのH.O.Tフェースが搭載されている。

DS-ADAPT Xは、幅広いスキルのレベルに合わせた設計。体積は通常の460ccで、前後のバランスが取れた重量配分により、速度と寛容性が両立している。

DS-ADAPT LSはスピン量の軽減を求めるスイングスピードの速いゴルファー向け。4モデルのうち最も空気力学的な設計で、リア部分が持ち上げられ、クラウンの頂点は高く、新しい空力形状のヒールを備える。445ccとコンパクトな形状。なお、LSとXは調整可能なウエートを搭載している。

DS-ADAPT MAX-Kは、慣性モーメントが4モデルのうち最高(10K)で、460ccの大型形状。芯を外した当たりに対する安定性を最大化する設計で、ミスヒットでもよりストレートな弾道とドライバーの打ち出しの最適な高さを実現する。

DS-ADAPT MAX-Dは460ccでやや大型形状のヘッドで、ドローを打ちやすくするため、重心位置は低めでヒール寄りになっている。ウエートと形状の構成は、フェードを排除したいプレーヤーに最適と言える。

アイアン設計の未来を革新する

ゲーリー・ウッドランド
3Dプリントアイアンでショットを放つウッドランド(Cobra Golf)

3DPツアーアイアンは316ステンレス鋼から3Dプリントし、内部格子設計を開発した。3Dプリントによってのみ実現可能なこの革新的設計により、ヘッド内部の重量配分を最適化。最も寛容性の高いブレードアイアンが生み出された。

イノベーション及びAI部門の副責任者を務めるマイク・ヤグリーは「ヘッドの内部に統合型で格子状の構造を鍛造、あるいは鋳造することは普通できません。こうすることで、アイアンは鍛造ブレードと同じくらい硬くなる。硬さが打感の良さにつながるのです」と述べた。

前代未聞の軽量化によって、ヒールとトウの低い部分に100gのタングステンを配置することを可能にし、これによりゲームインプルーブメント(飛び系)アイアン並の低重心と高慣性モーメントをブレードアイアンの見た目で実現できたのである。

ゲーリー・ウッドランドマックス・ホマリッキー・ファウラーは皆、このアイアンを見て『ああ、これは鍛造のブレードアイアンだね』と言いました。しかし、彼らはミスヒットしたとき『ちょっと待て。ミスをしたのに飛距離が15ydくらい落ちなかった。3yd落ちただけだ』と驚いていた。このアイアンはとにかく寛容性に優れており、ボールが高く上がります。重心位置はかなり低く、見た目に反してかなり易しいのです」

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)

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