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2024年 ザ・ジェネシス招待
期間:02/15〜02/18 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)

マキロイは実戦投入した新ボールに太鼓判 1Wも替えた

ボールは、ゴルファーが全ショットで使用する用具だ。ギアのセットアップに関して非常に緻密なPGAツアーの選手には、使用するもの全部が安心できるパフォーマンスを持つ必要がある。ボールの変更を軽く考えている者はいない。

ロリー・マキロイ(北アイルランド)は最近、ボールを替えた。新たに2024年モデルとして発表されたテーラーメイド「TP5x」へ。新開発の「スピードラップドコア」により、距離の長いショットでスピン量が少なく、グリーン周りではスピン量が増強されるモデルとなっている。

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2位だった2024年初戦の欧州ツアー「ドバイ招待」、優勝した翌週の同ツアー「ヒーロードバイデザートクラシック」で実戦に投入した。

マキロイは「ドバイは少なくともテストするには良い機会だと思った。砂漠のコンディションで、ものすごく風があるわけではないし、快適にプレーできる所だからね。もちろん、自宅でもすでに試打はしていて、それまで使っていたボールより打ち出しが若干低く、スピン量も低いことはわきまえていた」という。

「どちらのコースも週末はグリーンがかなり硬くなったので、ミドルアイアンでグリーンを狙う際に、十分スピンが効いて、グリーン上で止まるかどうか試すのに絶好の機会だった。このボールは速いね。とてつもなく速い。特にティショットで、初速が少し速くなったのは、はっきりと感じられた。それと、ちょっと面白いことに、スピン量が低くなっているのにグリーン周りでは若干柔らかくなったように感じる。僕はその打感が気に入っているんだ」。

オフシーズンに新「TP5x」ボールをテストした際、テーラーメイドはマキロイがアイアンで飛距離を伸ばし、ドライバーで初速が上がったことを明らかにしている。この新ボールは、ドライバーではよりフラットで、頂点の低い弾道を描きつつ、グリーン周りではソフトな打感と多めのスピンをもたらすのだ。

マキロイのボール変更は、新しいテーラーメイド「Qi10ドライバー」への移行と同時進行で行われた。テーラーメイドによると、マキロイは同じシリーズの「LS(低スピン)」モデルに比べ、打感と大きめのヘッドが気に入ったとのこと。また、より高打ち出しとなっているため、低弾道の新「TP5x」との相性が良いのである。

「ショートアイアンで打ち出しが低くなり、グリーン周りで打感がソフトになったことが、僕にとっては大きなセールポイントになったと思う。僕は低スピンのボールを打つのが好みなんだけど、6番アイアンか何かでグリーンを狙った際に、止まってくれないほど低スピンでは駄目なんだ」。

「いま僕が快適に打てるのは、少しカット目に入れるショットなんだ。その手のショットを打ったとき、スピンが入り過ぎることがない。今までカットで打つときは、それ(スピンが効き過ぎること)が心配の種で、スピンが効き過ぎて、ショートする傾向があったんだ。新しいボールはその心配がない。とても良い感じだね」

パフォーマンスと打感の進化を達成する上で、テーラーメイドは新たにコアとマントル層の間の剛性を最適化した、プログレッシブな5層構造を開発した。同社はこの新技術を「スピードラップドコア」と呼んでいる。

同社製品製造部門のシニアディレクター、マイケル・フォックスはプレスリリースで「我々はゴルファーがよりソフトな打感と、よりミュートの効いた打音で飛距離がアップするのを好むことを把握しました。片方を進化させつつ、もう片方にマイナス作用を及ぼさないことが歴史的な課題でしたが、素材の進歩と従来のやり方からの完全なる離別という独自の方法で打感とスピードを分離させ、ボールの設計プロセスを発展させました。素材レベルでの進化が、TP5/TP5xシリーズを業界最高の打感と高速構造を併せ持ったボールにしたんです」と、さらに掘り下げた見識を伝えている。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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