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ルドビグ・オーベリの契約先はタイトリスト 新「T100アイアン」実戦投入

PGAツアーとDPワールドツアー(欧州ツアー)の両方で優勝し、「ライダーカップ」では欧州選抜チームの一員として勝利に貢献したルドビグ・オーベリ(スウェーデン)にとって、このクリスマスシーズンで他に欲しいものなどあるのだろうか。

どうやら、スウェーデンのスター選手の欲しいものリストには、光り輝く新しいアイアンセットがあったようだ。同郷のマデレーネ・サーストレムと一緒に出場した初開催の「グラントソーントン招待」で、そのアイアンをお披露目したのである。

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オーベリにとって週末に「61」「61」をマークし、ツアーの72ホール最少スコア記録に並んだ11月「RSMクラシック」での記録的な大勝利以来の競技復帰となった。シーアイランドで勝利した際、2019年モデルのタイトリスト「T100アイアン」を使用していたが、バッグに新しいクラブを入れて登場。しかも、2023年モデルの「T100アイアン」のみならず、新しいタイトリストのバッグも携えているのである。

オーベリはプロ転向後、アディダスのスタッフバッグを使用してきが、この変更はアマチュア時代から使用してきたクラブメーカーであるタイトリストとの大型契約を示唆していた。

「実のところ、先週までクラブ契約は結んでおらず、僕はずっと自分の気に入った物を使用してきたんだけど、先週タイトリストとクラブ契約を結んだところなんだ」。プロ転向後、これまでタイトリストのボールが唯一の用具契約だったオーベリは述べた。

「僕はこれまで、2018-19年モデルのT100を使用してきたけれど、このアイアンは座りの良さが好きなんだ。かなり(23年モデルのT100を)気に入っているし、これは僕のゲームを向上させてくれる」

23年モデルのT100アイアンは、完全鍛造のデュアルキャビティ構造となっており、CNCミルドフェースが採用され、背面キャビティのヒールとトウにはD18タングステンウエートを配置。重心位置を改善させるとともに、オフセンターヒットに対する寛容性を向上させている。

オーベリはサーストレムとタッグを組んで12アンダーの「60」をマークした木曜日のラウンド後に、「乗り換えた理由の一つは、これが(19年モデルのセットと)かなり似ていたから。僕は大幅な変更を好む方ではないし、特にクラブについてはそう思っていて、自分で答えを見つけ出すのが好きなんだ。この変更はとても簡単なものだったし、数週間の休みをはさんで来年へ備える上で、今週は良い頃合いだと感じた」と述べた。

オーベリは23年のPGAツアー大学ランキングで1位の座を勝ち取ったことで、ツアーへの道を切り開いたわけだが、そんな彼のゲームに弱点を見出すのは難しい。彼のパートナーであり、アバーグのキャディと婚約しているサーストレムのコメントからも、それは明らかだ。「私は貴方のアイアンショットのインパクト位置の写真を壁紙にしていたことがあったわ。私の人生にはこれが必要なの、と思っていたのよ」と冗談交じりに述べた。

オーベリとサーストレムはともにハンス・ラーションをコーチとしているが、同コーチはスウェーデンのフィルボナスコラン校で2人と出会った。オーベリは大学を経て、PGAツアーに至るまでラーションとの二人三脚を続けている。

今季、オーベリはグリーンを狙ったショットの平均プロキシミティ(ショット後のボールとホールの平均距離)で2位(33フィート4インチ/約10.2m)、パーオン率で3位(73%)にランクインした。オーベリは特にロングアイアンで大きな成果を見せたが、今回のクラブ変更はショートアイアンのスピン過多を解消する上での一助となるだろう。

「僕にはショートアイアンでスピン量が多くなり過ぎる傾向がある。それを少し抑えつつ、ロングアイアンのスピン量はそのまま維持できたことは、僕のゲームを瞬く間に向上させると思うんだ」とオーベリ。

オーベリは引き続きタイトリスト「TSR2 ドライバー」(9度)、タイトリスト「718 T-MB」の2番アイアン、タイトリスト「ボーケイ SM9ウェッジ」を使用している。また、今もテーラーメイド「ステルス2」の3番ウッド、そして信頼の相棒であるオデッセイ「ワークス VERSA #1」をバッグに入れている。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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