タイトリストのクラブを使用する（Orlando Ramirez Getty Images）

5年前、12歳だったビリー・デイビスは、タイトリスト620 CBと620 MBアイアンの複合セットを使い始めた。その後、彼が全く同じアイアンセットでPGAツアーデビューを果たすなど、当時の彼には思いもよらなかった。

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エリートプレーヤーの多くは、キャビティバックのクラブの持つ寛容性を犠牲にしてでも、打感の優れた鍛造ブレードアイアンを好む。しかしながら、12歳となると話は別である。その年頃の多くは、まだゴルフというゲームを学んでいる途上にあり、テクノロジーのもたらす恩恵に授かるものである。

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しかし、デイビスはその辺にいる通常のティーンエイジャーではなく、またデイビス一家は典型的なゴルフ一家とは一線を画しているのである。おそらく、ビリーの双子の兄妹であるアンナについては、昨年の「オーガスタナショナル女子アマチュア選手権」での優勝で記憶にあるのではないだろうか。ビリーは全米のジュニアランクで2位につけており、双子のデイビス兄妹は今年の「ジュニアライダーカップ」でチームメートだったのである。

2人は、共に大学生となる来秋（2024年）より、オーバーン大学にて大学ゴルフのキャリをスタートさせることが決まっている。ビリーは今週開催の「ワールドワイドテクノロジー選手権」のマンデー予選を通ったことで、PGAツアー出場経験を手に、キャンパスの門をくぐることになる。彼は予選会で「66」をマークすると、2人によるプレーオフを制して最後の出場枠を勝ち取った。

デイビスは「ワールドワイドテクノロジー選手権」のオープニングラウンドでもギャラリーを魅了するプレーを見せ、4アンダーでハーフターンした。彼は17ホールを終えたところで日没サスペンデッドとなった際、スコアを2アンダーとしていた。

デイビスは自身の使用するクラブについて、「バッグの中身は全てタイトリストです。TSR2のドライバーと3番ウッド。ドライビングアイアンはT200の3番アイアン、そしてキャビティバックの4番アイアン以外は、全てMBアイアンを使っています。これは初めて使った大人用のアイアンですので、多分最初に使ったのは12歳の時だったと思います」

「（パターは）センターシャフトのファントムXを使っていますので、先ほども言った通り、バッグの中身は全てタイトリストです。ボールもタイトリストで、プロV1です。（今週の）自分の目標は、予選を通過し、良い順位で終えることです。まだ全てを楽しみ、良い週を送ろうと思っているところですが、同時に競い合って良い結果を残したいとも思っています」と述べた。

ビリー・デイビスの使用ギアは次の通り：

ドライバー：タイトリストTSR2（9度）
シャフト：グラファイトデザイン ツアーAD XC 6X

3番ウッド：タイトリストTSR2（15度）
シャフト：藤倉コンポジット ベンタスレッド 7X

ドライビングアイアン：タイトリストT200（3番）
シャフト：グラファイトデザイン ツアーAD IZ95

アイアン：タイトリスト620 CB（4番）、タイトリスト620 MB（5番～PW）
シャフト：日本シャフト N.S.プロ モーダス3ツアー 105S

ウェッジ：タイトリスト ボーケイデザインSM9（50.12F、54.10S、58.08M）
シャフト：日本シャフト N.S.プロ モーダス3ツアー 105S

パター：スコッティキャメロン ファントムX 5.5

ボール：タイトリスト プロV1

（協力/ GolfWRX, PGATOUR.com）