最新の空力設計でコブラ史上最高の飛距離に 「エアロジェット ドライバー」
2023/02/22 15:50
コブラによる2023年モデルのエアロジェット ドライバーは、同社史上最高の飛距離と最も進んだエアロダイナミクスを実現したクラブと存在をアピールする。最大の目玉であるPWR-ブリッジ重量機構とH.O.Tフェースを伴ったPWRSHELL、そして最高の選手たち、世界最速のゴルフスイングの持ち主たちからのフィードバックをもとに設計。最新の空力設計が施されている。
コブラゴルフの技術革新部門で副責任者を務めるマイク・ヤグレイ氏によると、エアロジェットLS、エアロジェット、そしてエアロジェット マックスは、コブラの過去のモデルであるLTDxで収めた成功の賜物であるとのこと。「新しいエアロジェットシリーズのドライバーに盛り込まれたエアロダイナミクスのパッケージは、我々の最新技術です。我々は引き続き、プレーヤーに最高のヘッドスピードとボールの打ち出し特性を提供することで、飛距離アップを実現させ、最適な質量を伴う攻撃的な合理化と弾力特性の平衡を保つようにしています」
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進化した空力形状により、ロボットによる試打では、LTDxシリーズに比べ、ヘッドスピードが時速1.5マイル増加した。エアロジェットドライバーには、最大のヘッドスピードと精密な質量構成を実現するため、プログレッシブ空力形状と独特の重量配分構造が用いられている。
クラブのソールには13グラムのPWR-ブリッジが搭載されており、重心位置を低く前方寄りにすることで低スピン量を実現しているほか、柔軟性あるしなやかさがエネルギー伝達を強化し、ボール初速アップにつなげている。これに加え、コブラのPWRSHELLフェースインサートが、ドライバーのスイートスポットを拡大し、フェース全域でのボール初速アップを実現している。
また、A.I.設計による厚みが均一でないH.O.Tフェース(Highly Optimized Topology = 高度最適化トポロジー)が搭載されている。より効率的なスピン量の実現と、フェース面全体でのボール初速アップを支えている。
クラウンとソールは未加工仕上げのシンプリーカーボンファイバーで、従来のカーボンファイバーと比較すると30パーセント薄くなっている。これにより、エンジニアは最適な打ち出し角とスピン量を導き出すため、重心位置を下げ、クラブヘッドの周囲へより多くの重量を配分できるようになった。
名称のパターンはLTDxシリーズを引き継ぐ形となっており、コブラの新しいエアロジェットドライバーのシリーズには、エアロジェットLS、エアロジェット、そしてエアロジェット マックスの3種類が用意されている。
エアロジェットLS
形状が若干小ぶりで、低打ち出し、低スピンが特徴。ヘッドスピードが速く、低い打ち出し角と低スピン量を求めるプレーヤー向けの設計となっている。LSの弾道はニュートラルからフェード寄りになっており、ソールにはクラブ前方のヒールとトウの2カ所にウェートポート(12グラムと3グラム)が配されている。
◇ロフト:9度、10.5度
左右両方のモデルがあり、それぞれ3種類のプレミアムシャフト、MCAカイリホワイト60(フレックスはXとS)、プロジェクトX HZRDUSブラックGen4(フレックスはS)、MCAカイリブルー60(フレックスはR)のいずれかが選択可能。ラムキンクロスライングリップが標準装備となる。
エアロジェット
空力的に調整されたエアロジェットは、大半のゴルファーに最適のドライバーである。クラブ後方には、高い打ち出しと高い寛容性を実現するため、12グラムのウェートが搭載されている。エアロジェットの弾道特性はニュートラルであり、ドローバイアスもフェードバイアスもかかっていない。
◇ロフト:9度、10.5度、12度
左右両方のモデルがあり、それぞれ3種類のプレミアムシャフト、MCAカイリホワイト60(フレックスはXとS)、MCAカイリブルー60(フレックスはSとR)、USTマミヤ ヘリウム ナノコア4(ライト)及び5(レギュラー)のいずれかが選択可能。ラムキンクロスライングリップが標準装備となる。
エアロジェット マックス
コブラ最大の安定性とドローバイアスを兼ね備えたモデル。プレーヤーは、2つのウェートを動かすことでドローバイアスを調整できる。12グラムのウェートを後方に、3グラムのウェートをヒール寄りに配置することでドローバイアスは弱くなり、12グラムのウェートをヒール寄りに、3グラムのウェートを後方に配置することでドローバイアスは強くなる。
◇ロフト:9度、10.5度、12度
左右両方のモデルがあり、それぞれ2種類のプレミアムシャフト、MCAカイリブルー60(フレックスはSとR)、USTマミヤ ヘリウム ナノコア4(ライト)及び5(レギュラー)のいずれかが選択可能。ラムキンクロスライングリップが標準装備となる。エアロジェット マックスはレディスモデルもある。
メンズのエアロジェットシリーズは黒を基調としており、外装はマットブラック仕上げ、クラウンとソールは未加工カーボンファイバー仕上げとなっている。白を基調としたデザインのソールには、青と赤のアクセントが入っている。
■ 価格、仕様及び発売日
価格:549ドル(約7万3800円)
発売日:2月10日(※日本は3月4日)
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)