ニュース

米国男子の最新ゴルフニュースをお届け

「このドライバーと恋に落ちた」ゲーリー・ウッドランドがコブラと契約した理由

かつての「全米オープン」王者であるゲーリー・ウッドランドは、新年に入ってから用具契約を変更したビッグネームの一人であり、コブラゴルフと契約を結んだ。38歳にとってコブラのクラブのみで埋まったバッグは新しい世界のように思えるが、実際のところ、これは待望の再会だったのである。

「子どもの頃、初めて手にしたクラブはコブラのセットだった」。ウッドランドは「ソニーオープンinハワイ」開幕前日の水曜に述べた。「最初に使ったクラブは母親のお下がりだったけれど、初めて使ったジュニア用のセットはコブラだった。ツアーの舞台でコブラを使用するのは、ちょっとした夢のようなものだったんだ。とてもクールだね」

<< 下に続く >>

とはいえ、コブラとの新規契約は単なるノスタルジーによる動きではなかった。ここ数カ月の間、ウッドランドは気になっていたコブラの新しいエアロジェットドライバーをテストしており、これが最終的に用具全体を見直すきっかけとなったのである。

2019年の開幕からウィルソンゴルフの契約選手としてプレーしてきたが、メタルウッドに関しては他メーカーを使用できる契約になっていた。それゆえ、昨季ドライビングディスタンスで23位にランクインしたウッドランドは、ここ何年間かはテーラーメイド、キャロウェイ、ピン、タイトリスト 、そしてコブラといったメーカーのドライバーとフェアウェイウッドを使ってきた。

頻繁にメタルウッドのブランドを変更していたこともあり、昨年10月「ザ・CJカップ」で新しいコブラ エアロジェットLSドライバーとエアロジェットフェアウェイウッドに変更した彼の動きが、そのまま同社とフルバッグの用具契約を結ぶ前触れであるとは誰も気付かなかった。特に、当時はまだウィルソンのスタッフバッグに、フルセットのウィルソンスタッフモデルブレードアイアンを入れてプレーしていたのである。

この1月、コブラはウッドランドが用具契約選手となったことを正式に発表した。

コブラでツアーオペレーションを統括するベン・ショーミンは、GolfWRX.comに対し、ウッドランドはコブラ エアロジェットLSドライバーを打つやいなや、即座にこのドライバーの虜になったと語った。それまで使用したドライバーと同等のボール初速を維持しつつ、バックスピン量が上がることなく打ち出し角が大きくなったことで、ウッドランドは飛距離と寛容性の向上を手にすることができたのである。ショーミンによると、ウッドランドは新エアロジェットLSドライバーを初めて試打したコンガリーでの練習ラウンドでロリー・マキロイをアウトドライブしたという。以来、このドライバーは彼のバッグに入ったままだ。

ウッドランド本人によると、この新しいドライバーは、コブラとの契約を確定させる上で、大きな役割を果たしたとのこと。

コブラとの契約に際して何が最も影響を与えたかについて問われ「正直なところ、新しいエアロジェットドライバーが決め手だった」と明かした。「これまでドライバーに関してはフレキシビリティがあって、それは良いことだったのだけど、僕は完全にこのドライバーと“恋に落ちた”。僕にとって、アイアンはブレードからブレードへ替わるだけなので、そんなに大ごとではないんだ。オフセットがやや少ないくらいのものでね。でも、僕にとってドライバーは、この契約の決め手となった。これを実戦投入するときは、心が躍ったし、これから前進することに興奮している」

コブラと契約する前から、過去数年間にわたりウッドランドの用具に関する手助けをしてきたショーミンは、引き続きウッドランドの面倒を見ることになる。

「もちろんこの契約を前進させることを楽しみにしている。僕はこれから彼らと長いこと一緒にやって行く」とウッドランド。「僕はコブラで仕事をしてきたベン・ショーミンが大好きなんだ。彼はここ数年、何にせよ、(契約選手ではない)僕を助けてくれていた。これから、彼や他のスタッフと一緒に仕事をすることに心を躍らせているよ」

メタルウッド類は10月からコブラの新しいエアロジェットを使用。今回の契約により、2023年の初戦となった「ソニーオープンinハワイ」でコブラのアイアンセットをバッグに追加した。

「コブラのマッスルバック(アイアン)に変更する」とウッドランド。「これまで自分のいた場所(ウィルソンアイアンの使用)も好きだったけれど、これから向かう先についても興奮している。ややオフセットが少ないけど、僕はその方が見下ろしたときの見た目が好きなんだ。とても伝統的なブレード型だけど、ターフの抜けが最高。文字通り、箱から出して、そのまま何も変えずに実戦投入したんだ」。

また、40.5インチに短くしたコブラLTDx LS 5番ウッド、さらには2本のコブラのウェッジ(52度、56度)をバッグに加えている。

<ソニーオープンinハワイ開幕前のクラブセッティング>
ドライバー: コブラ エアロジェットLS(9度)
シャフト: 藤倉コンポジット VENTUS TR BLACK 8X(またはUSTマミヤ プロト LinQ 8F5)

3番ウッド: コブラ エアロジェットLS(14.5度)
シャフト: USTマミヤ プロト LinQ 9F5

5番ウッド: コブラLTDx LS(19度)
シャフト: USTマミヤ プロト LinQ 10F5

アイアン: コブラ キングMB(3番~PW)
シャフト: FST KBS Cテーパー 130Xブラック

ウェッジ: コブラ キングVグラインド メッキなし(52度、56度)、タイトリスト ボーケイ60Tウェッジワークス プロトタイプ(60度)
シャフト: FST KBS Cテーパー 130Xブラック

パター: スコッティキャメロン タイムレス+ ツアータイプSSS

ボール: タイトリスト プロV1

グリップ: ゴルフプライド ツアーベルベット コード ミッドサイズ

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

関連リンク



あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!