ニュース

米国男子ウェルズファーゴ選手権の最新ゴルフニュースをお届け

2022年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/05〜05/08 場所:TPCポトマック(メリーランド州)

「ウェルズファーゴ」を制覇したマックス・ホマのギア変更事情

前週「ウェルズファーゴ選手権」で、マックス・ホマはPGAツアー4勝目を挙げた。今季2勝目であり、フェデックスカップランキングと「プレジデンツカップ」ランキングの両方で6位に押し上げることとなった。1シーズンで複数回優勝したのは、彼にとって初めてのことであり、「ツアー選手権」初出場、さらにはプロとして初めて米国代表でプレーする機会へ大きく前進する勝利となった。

「何よりも『プレジデンツカップ』出場のことを気にかけている」とホマは優勝後に述べた。今年の「プレジデンツカップ」は、ウェルズファーゴ選手権の開催コースであり、2019年にホマがツアー初優勝を遂げた地でもあるシャーロットのクエイルホロークラブが舞台となる。

<< 下に続く >>

2020年の秋に迎えたコーチのマーク・ブラックバーンと取り組んできたスイング改造は、ホマのキャリアを新たなレベルへと押し上げる上で助けとなってきたが、それはバッグの中身の変更も同様である。2022年を迎えるにあたり、すでに勝者の仲間入りを果たしていたものの、ホマは4つの重要なアップグレードを自らのギアに施した。

頻繁にギアを変える方ではないが、クラブとなると、タイトリストのツアーレップ、J.J.ヴァンウェゼンベック、そしてボーケイのツアーレップ、アーロン・ディルに全幅の信頼を置いている。ヴァンウェゼンベックはホマのウッド類とアイアンの調整を手助けしており、ディルはウェッジに関するアシストを行なっている。

以下は、タイトリスト、そして「ウェルズファーゴ」での勝利の後にホマ自身から得た情報をもとに、抜粋した各ギアの変更内容である。

1. ロフト角を標準に

昨年、ホマはタイトリストTSi3(9度)とアルディラ ローグブラック130MSI 60Xシャフトの組み合わせを使用しており、シュアフィットホーゼルはD4ポジションにセットされていた。D4ポジションは標準のライ角に、ロフト角を0.25度加える設定となる。

しかし、1月にドライバーを差し替えた。ヴァンウェゼンベックは藤倉コンポジット VENTUS BLACK 6Xシャフトを装着したTSi3(10度)を組み上げ、ホーゼルセッティングをロフト角とライ角が共に標準となるA1にセットした上でホマに手渡した。

タイトリストによると、この変更により、ホマはより高い打ち出し角、より低いスピン量、そしてボール初速のアップを実現し、スピン量増加によりボールが吹け上がるのを恐れることなくハードにヒットできるようになったとのこと。

2. 慎重な姿勢を変えた2つの理由

「ウェルズファーゴ」での勝利から2日経った火曜日に、ホマはこれまでボールの変更には慎重だったにも関わらず、なぜタイトリスト プロV1の新モデルへ変更したかについて説明した。当初、2019年モデルのプロV1からボールを変更するつもりはなかった。しかし、彼は2021年モデルのプロV1を使って「ウェルズファーゴ」で優勝を遂げた。

「僕はゴルフボールを変えるのが嫌いなんだ」とホマは言う。「(タイトリストは)僕に21年版プロV1のプロトタイプを何箱も送ってきたのだけど、僕はそれを触りさえしなかった。僕は19年モデルで良いプレーをしていたから。僕は“なんで変える必要があるの?”っていう感じだった」

しかし、1月にオーシャンサイドを訪問した際、ホマは主に2つの理由から新モデルへの変更に納得した。PGAツアーの練習レンジでは、彼が長らく使い続けてきた19年モデルではなく、21年モデルのプロV1を使用しているというのが一点。そして、新モデルは遠くへ飛ばすショットではこれまでとほぼ同じパフォーマンスと打感を実現しつつ、ショートゲームではスピン量が増えているという点だった。

「僕は今、最高のゴルフをしていて、このゲームで最も重要な部分は変えたくないんだ」と言うホマ。この変更に乗り気ではなかったが、時間をかけて新しい2021年モデルのプロV1を試打すると、実際のところ、バッグの全ての番手を通してパフォーマンスがほとんど同じでありながら、グリーン周りでより多くのスピン量が得られることを目の当たりにしたのである。

「新しいゴルフボールが来ると、大抵の場合、“ティショットは最高だね”となって、アイアンで試してみると、それまでの飛距離とスピン量とは違っていて、グリーン周りへ行くと、“僕の古いやつよりスピン量がない、あるいは、僕の古いやつよりスピン量が増えている”みたいな感じになるんだ。新モデルは、1Wからアイアンにかけてはこれまでとほぼ同じで、グリーン周りだけ慣れるのに少しだけ時間が必要だった。さっきも言ったように、これはほんの少しだけ、スピン量が多いんだ」

3. 良きキャビティ
情報提供:PGA TOUR

関連リンク

2022年 ウェルズファーゴ選手権



あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!