2022年 RBCヘリテージ
期間:04/14〜04/17 場所:ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)
PGAツアー復帰のホフマンがアップグレードしたギア
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー闘病により2年半にわたってPGAツアーから離れていたモーガン・ホフマンが「RBCヘリテージ」で復帰を遂げた(編注:初日から「71」「72」で予選落ち)。ニュージャージー出身ながら、ここ2年間の大半をコスタリカで過ごして療養していた。
ホフマンが最後にティアップした2019年10月の「シュライナーズチルドレンズオープン」以降、ゴルフ界には多くの変化があった。新ルールが施行され、PGAツアーでは新たな若きスター選手たちが台頭して用具にも新たなテクノロジーの進歩が見られた。復帰にあたり、ホフマンは果たしてどんなクラブセットを使い、最新のギアへスイッチはあったのか?
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ふたを開けてみれば、ホフマンはバッグ全体を通して、タイトリストの最新セットへクラブをアップグレードしたことが明らかになった。フロリダ州ジュピターで、アクシネットの選手開発部長を務めるスコット・クロウル氏との共同作業により、「RBCヘリテージ」を前に、新しいセットへの調整を済ませたのである。
「新しい用具を前にした僕は、お菓子屋に来た子供みたいだった」と、ホフマンはGolfWRXに語った。「新しいT100(アイアン)は、トップラインの仕上がりが素晴らしい。ブレードみたいに、カッコよくて薄く見えるけれど、寛容性が素晴らしいんだ。これは正に今の僕が必要としている物。一番のお気に入りは新しいドライバーで、打音は静かだけど飛ぶ。良く飛ぶんだよ」
ホフマンはタイトリストのTSi3ドライバーの打音について、彼が“傑作”と評した10年ほど前のクラブであり、かつてタイガー・ウッズやアダム・スコットがバッグに入れていたタイトリストPTの3番ウッドに似ていると述べた。
さらに、タイトリストの新しいボーケイSM9ウェッジにより、風の中でのパフォーマンスが向上したと明かした。
「ウェッジは、弾道が若干低くなったので、最高だね」とホフマン。「横風の中でよく使っているのだけど、そんなに右や左を狙わなくても良いんだ。少なくとも、僕が前にしていたほど、狙いを左右に外さなくて良くなった」
全体的なヘッドスピードについて聞いてみると、ホフマンは笑みを浮かべながら、「徐々に戻ってきているよ」と言った。
ホフマンの「RBCヘリテージ」での使用ギアは次の通り。
ドライバー:タイトリストTSi3(9度、A1シュアフィット設定)
シャフト: 三菱ケミカル テンセイAVブルー 65TX
3番ウッド:タイトリストTSi2(15度、D1シュアフィット設定)
シャフト: プロジェクトXイーブンフロー ブルー
UTアイアン:タイトリストT200(3番)
シャフト: プロジェクトX HZRDUSスモークブラックRDX 6.5フレックス 80グラム
アイアン:タイトリストT100(4~9番)
シャフト: プロジェクトX 6.5
ウェッジ: ボーケイデザイン SM9(48度、52度、58度、62度)
シャフト: プロジェクトX 6.5(46度)、トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイッシュー ブラックオニクス X100(52度、58度、62度)
パター: スコッティキャメロンT7.2またはスコッティキャメロンSB+
ボール:タイトリスト プロV1
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)