ニュース

米国男子ザ・プレーヤーズ選手権の最新ゴルフニュースをお届け

2022年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:03/10〜03/13 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)

史上最高賞金 「プレーヤーズ」に集うスターたちが渇望するもの

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 事前情報◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7256yd(パー72)

“第5のメジャー”は10日(木)、フロリダ州のTPCソーグラスで開幕する。フラッグシップイベントを主催するPGAツアーによるオリジナルコラムは今回、Chuah Choo Chiang氏が大会にかかるプロゴルフツアー史上最多の賞金額について言及し、会場に集う世界トップレベルの選手たちのモチベーションついて記した。

<< 下に続く >>

かかる賞金は記録的な200万ドル(約23億円)。ゴルフの純粋なテストの場として最適なコース、そして最強の選手層が整ったフィールド。これらは、本大会がPGAツアーの“ゴールドスタンダート”と称される所以でもある。

ようこそ、「ザ・プレーヤーズ選手権」へ。

前年チャンピオンのジャスティン・トーマスがタイトル防衛に臨むTPCソーグラスのスタジアムコース。エリートゴルファーたちは今年、プロゴルフツアーにおいて空前絶後の賞金額を争うことになる。年間に行われる47大会のどの優勝賞金をも上回る額を、だ。

年間ポイントレースであるフェデックスカップのボーナスはかつての1500万ドルから、現在7500万ドルに膨れ上がった。年間王者は1800万ドルを手にする。レギュラーシーズンのランクトップ10に付与されるボーナスは計2000万ドルに倍増。そして、メディアなどでの露出量に基づいた指標から算出される「プレーヤーインパクトプログラム」は今季5000万ドルが準備された。

これらの増額はいずれも、PGAツアーが2030年までの米国内での放映権を新たに締結したことが大きい。各大会の賞金額は今季、年間800万ドルから910万ドルに引き上げられている。

しかしながら、ゴルフ界を循環させているのは選手に支払われる賞金だけではない。ゴルフの歴史をひも解いても、彼らは伝統やポジティブな変革をもたらし、地域社会への慈善活動を発展させてきた。1968年以降の通算のチャリティは30億ドルにも上る。それは現在のスター選手たちも同様である。

そして彼らは、ただ出場するだけで何百万ドルも手にすることができないことを知っており、そのこと自体がツアーでプレーする理由でないと考えている。アーノルド・パーマージャック・ニクラスタイガー・ウッズらが築いてきたものを引き継ぐべく、「ザ・プレーヤーズ選手権」の分厚いフィールドで競い合う準備をしてきた。

2019年大会の優勝者であり、PGAツアー通算20勝のロリー・マキロイ(北アイルランド)は32歳になり、ゴルフ界の“ご意見番”としての役割も担うようになった。キャリアで既に6000万ドルもの賞金を得ている彼は「これまでの歴史を支持したい」と語る。「PGAツアーはエリートプロゴルファーにとって最適な場所だと考えている。ツアーのリーダーたちとやり取りをするたびに、正しい方向に向かっていると自信を持って言える」

世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)は若くして3100万ドルを稼いだが、彼のモチベーションは「僕が成し遂げられる最高のレガシーはPGAツアーにこそ残る。お金のためではない」というものだ。「ゴルフが、ゴルフで競うことがたまらなく好きで、チャンピオンになりたいからここにいる。たくさんの偉大な選手が偉大な試合プレーするのを小さい頃から見て育った。ここには歴史と伝統がある。僕にとってはそれが魅力的だ」

世界ランク2位のコリン・モリカワも通算82勝のウッズに憧れて育ち、自身のキャリアを充実させるためには、どこにいるべきかを理解している。「僕はPGAツアーに身をささげる覚悟だ。生涯を通じてPGAツアーのことを考え、タイガーに勝つこと、彼の記録を塗り替えることだけを考えてきたんだ」

1年前の自動車単体事故からの復帰を目指すウッズは、グローバルな魅力を持って、プロゴルフ史上、最高の価値を生み出した。23歳のホアキン・ニーマン(チリ)は2月の「ジェネシス招待」で優勝した際にこう話した。「世界の選手たちと戦って、ナンバーワンになりたいと思ってきた。PGAツアーの大会で勝って、トロフィーをもらって、隣にタイガーがいる。彼の背後には歴史がある。いま以上に気持ちが湧き立つことはない」

47回目となる今年の「プレーヤーズ選手権」は、ピート・ダイが設計したスタジアムコースではちょうど40回目の開催となる。ジャック・ニクラスリー・トレビノニック・プライス(イングランド)、フレッド・カプルス、そしてウッズといったそうそうたる歴代優勝者リストに昨年、ジャスティン・トーマスが加わった。

「特別な試合だ。勝ちたいと心から思う試合。もちろん何度でも勝ちたいと思ってきた。ゴルフゲームの素晴らしいテストであるからこそ、ザ・プレーヤーズ選手権なんだ」とトーマス。彼も、周囲の選手たちの考えに同調する。「僕がゴルフをプレーする理由は伝統を築き、PGAツアーで勝ち星を積み上げることなんだ」

情報提供:PGA TOUR

関連リンク

2022年 ザ・プレーヤーズ選手権



あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!