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2014年 OHLクラシックatマヤコバ
期間:11/13〜11/16 場所:エル・カマレオンGC(メキシコ)

オチョアの薫陶を受け、PGAで頭角を現すオルティス

2014/11/16 12:49

By Kevin Prise, PGATOUR.COM

ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンで3勝を挙げ、PGAツアーのシード権を手にしたカルロス・オルティス。メキシコ出身の彼はツアー1年目を迎えるにあたり、その後の展開がどうなるか見当もつかなかった。

そこで彼は、いつものように友人でありメンターのロレーナ・オチョアに助言を求めた。

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「ロレーナは僕に、PGAツアー1年目はこれまでよりキツいものになると言ってたよ」と、オルティス。「彼女は“自分を取り巻く環境が変わる。状況が激変するから、多くの余計なものを排除できるようにならないといけなくなるでしょうね。自分に自信を持つには時間がかかるから、辛抱強くいなさい”とね」。

オチョアが話す時、オルティスは耳を傾ける。2人は同じグアダラハラ・カントリークラブでプレーしていた。オルティスがオチョアに初めて会ったのは、彼が10歳の時だった。オチョアは9歳年上で、当時はまだアリゾナ大学のアマチュア選手だった。

オルティスは成長するにつれ、女子プロゴルフランキングのトップに上り詰めるオチョアに刺激を受けるように。彼女は最終的に、世界最高の女子プロゴルファーとなった。

「僕にとって、ロレーナは常に素晴らしいお手本なんだ」と、オルティス。「そんな人が自分の身近にいて、その人の一生懸命なプレーと夢をかなえるのを見るのは得がたいことだよ」。

そんな2人は、オルティスがウェブドットコムツアーのシード権を手に入れる中で、連絡を取り合っていた。

「僕は今年プレーしているけれど、ロレーナは現役を退いている。だから彼女は僕に対し、自分のできるやり方でサポートしてくれると言ってくれた。僕らはメールをやり取りするんだけど、彼女はいつも僕が必要とする時にいてくれるんだ」と続ける。

オチョアはAP通信に対し、故郷のグアダラハラに戻る際は、かつて自分がプレーしていたクラブのジュニア選手たちと一緒に練習をするのだと語っていた。

「カルロスは毎日、午後にはいたわね」と、オチョア。「私は子供たちが走り回っては、練習したりプレーするのを見てきた。カルロスはその中の1人で、幸せそうな子供だったわ」。

「メキシコに帰ってくるたびに、カルロスが成長していくのがわかった。彼はやせっぽちで身長が高かった。ボールをかなり力強く打ってたわね」。

今週のオルティスは「OHLクラシックatマヤコバ」に出場している。母国メキシコでのプレーということもあり、普段よりもさらに力を発揮することだろう。

今大会はメキシコのプラヤ・デル・カルメンにあるエル・カマレオンで行なわれている。ここは彼の故郷から車で22時間以上の場所にある。とはいえ、両親やいとこたちがエル・カマレオンに来てくれると期待しているし、PGAツアーのメンバーとして初めて母国でプレーするのにワクワクしているだろう。たとえ会場が故郷からどれほど離れていようとも。

そして彼は、この環境にできる限り身を置きたいと願っている。

「メキシコでプレーできるなんて、夢が現実になったね」と、オルティス。「光栄なことだし、いいプレーをしたい。決勝ラウンドに進んで、首位にできるだけ近づけるといいな(注:オルティスは予選を通過し、3日目終了時点で12位タイ)」。

最近の戦績が幕開けとなるなら、オルティスは「OHLクラシックatマヤコバ」での活躍が見込めるポジションにつけている。2014-15年PGAツアーの序盤3戦ではそれぞれ予選を突破し、中でも「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」では18位タイにつけた(最終日は「65」の好スコアをマーク)。

オルティスはPGAツアーでのスタートを“悪くない”と評価している。彼は決勝ラウンドに進めたことに満足していて、毎週手ごたえを感じているのだ。だがシーズンが進むにつれ、これまでより良い順位でフィニッシュしたいとも思っている。

「学習体験って感じだね」と、オルティスは言う。「すべてが新しいんだ。僕は今でも学び続けているけれど、慣れてくるようになるといいなと思う」。

プロゴルフの最高レベルに向かって、素早く駈け上がっているように見えるオルティスだが、飛躍への基礎は母校のノーステキサス大学で培われていた。

現在のヘッドコーチ、ブラッド・ストラッキにノーステキサスでプレーするよう勧誘を受けた。ストラッキはオルティスが高校を卒業した2009年春からノーステキサス大学にやって来た。彼はオルティスがメキシコでのジュニア大会で出した60台半ばから前半という記録的なスコアに驚愕し、大学1年生の時からすぐにプレーする能力があると気づいたのだ。

そしてオルティスはその通りのことを成し遂げた。彼のプレーは2010-11年の2年生の時も開花し、3大会で優勝(「サンベルト・カンファレンス・チャンピオンシップ」を含む)。オールアメリカンの栄誉を獲得するまであと一歩だった。

だがそれ以降は、決してスムーズとはいえない道のりだった。3年生と4年生の時には大会で優勝できず、グリップの変更に苦戦した結果、フェアウェキープ率は“3年間で73%だったのが、35~40%”に落ちた」とストラッキは振り返っている。

オルティスはそれでも前に向かって進み、しばらくすると結果がついてきた。2013年に大学でのキャリアを終える時には、フェアウェイをとらえる感覚を取り戻していた。2013年秋のウェブドットコムツアーのクオリファイングトーナメントの3つのステージを進み、2014年春にウェブドットコムツアーのシーズンが始まった時には、偉業を成し遂げるだけの力が十分備わっていた。

「カルロスはPGAツアーを目指すことにしたんです」と、ストラッキ。「彼はPGAツアーに進む最善の方法はグリップを変えることだと考えました。彼はそれに集中し、ひたすら努力しました。その結果、すべてがウェブドットコムツアーでの次の年に功を奏すようになったのです」。

オルティスは2014年のウェブドットコムツアーの飛距離で14位(304.8ヤード)に入ったのだが、これはノーステキサス大学時代の彼が決して飛ばし屋とはいえなかったことを考えるとかなりの偉業である。

「カルロスは大学時代で飛距離を相当伸ばしました」とストラッキは振り返る。「彼は年を重ねるごとに成長していきました。肉体的にも強靭になり、飛距離も毎年伸びていったんです」。

ストラッキはオルティスのことを、18年間の大学コーチ生活の中で最も才能のあるプレーヤーの1人だと考えている(その中には、フロリダ大学でアシスタントを務めた時のビリー・ホーシェルも含まれる)。

ストラッキにとって、オルティスが大学時代に最も成長した点は、一貫性を持つところだとする。彼は2010年の「サンベルト・カンファレンス・チャンピオンシップ」(大学1年生だった頃)で、厳しい条件の中、「64」をマークしながらも、第2ラウンドでは「83」と大崩れしたことを挙げる。

だが大学4年生になる頃には、オルティスは試合で劇的なスコアの変動をみせることはなくなっていった。

「カルロスはゲームをもう少しうまくプレーする方法を学んだんだ」と、ストラッキは言う。「大学での4年間で成長した結果があり、彼は素晴らしいプレーヤーになった。大学に入った当初はいいプレーをし、これといった弱点のない選手だった。だけど4年間を通じて、ゴルフのあらゆる面で目をみはるほど強くなったんだ」。

1ヶ月ほど前、オルティスはノーステキサス大学に戻ってきた。大学のチームと話し合いの場を持ち、プロゴルファーとしての新たな成功にからんで、アドバイスをするためだった。

共に2シーズン、ミーン・グリーンで戦ってきた同大学4年生のジェイソン・ローツは、オルティスのメッセージはチームのメンバー全員にとって刺激になるものだったと振り返る。

「皆はカルロスを大歓迎し、彼の言うことにしっかりと耳を傾けた」と、ローツ。「同じ大学を出た人に会い、彼の偉業を知るのは皆の意欲につながったと思う。彼の短期間での成功は、間違いなく励みになった。僕らは毎日、彼と一緒にプレーしたんだ。僕が彼を負かすこともあったし、その反対もあった。僕らは競い合って、それが“あいつができるのなら、僕だってやれるさ”という自信を生んだ。彼のような成功をつかむのに、一生懸命頑張ろうという気持ちになるんだ」。

ローツはまた、ノーステキサス大学でのオルティスは進んでリーダーシップを取ろうとしていたと振り返る。彼は常に、チームメイトと集まっては、彼らの疑問や懸念について話し合おうとしていた。ローツは大学1年生の時、その機会を活かしてはオルティスのアドバイスを取り込もうとかなりの時間を費やしたという。

ローツは、オルティスが大学時代後期にグリップを変更する中で葛藤していたことをよく覚えている。いかにその状況に対処したかに感銘を受けたことも。

「僕はカルロスが力を出し切れていないと思う時もあった」と、ローツは言う。「大学時代にかなりの成功を収めたとしても、何かに葛藤する時はめぐってくる。いつでも完璧なんてことはありえないんだ。カルロスの葛藤もその1つだと思う。それによってゴルフへのモチベーションも再び上がり、大学卒業後は再び見事なプレーをする結果となった」。

“とても見事な”プレーというのは、実際のところ控えめな言い方かもしれない。オルティスはウェブドットコムツアーで、ここ5年間で1シーズンに3度優勝する最初の選手となった。そして彼はPGAツアーの2014-15年シーズンの間、ツアーメンバーの入れ替えに気をもむ必要もない。

これまでの結果をみれば、メキシコでの今大会で優勝争いに加わっても驚きではないだろう。

ニック・テイラーは先週の「サンダーソンファームズ選手権」で優勝し、ウェブドットコムツアーから上がってきた選手の中で今シーズン最初の勝利を手にした。そして今週、カルロス・オルティスが母国での大会を制し、その2人目になる可能性もある。

「メキシコの観客に応援してもらえるのが楽しみでしょうがない」と、オルティス。「願わくば、彼らにそうしてもらえるだけの結果を出せるといいね」。

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