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2014年シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン
期間：10/16〜10/19 場所：TPCサマリン(ネバダ州)

「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」アラカルト

2014/10/12 14:02

By Jeff Shain, PGATOUR.COM

10月16日から19日まで行なわれる「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」のコース詳細やこれまでの歴史、昨年の模様などをまとめてご紹介。

コース：

昨年この大会で2位に入りシード権獲得の足がかりを作った石川遼（Getty Images）

TPCサマリンは7,255ヤードのパー71。ネバダ砂漠の渓谷や峡谷の中を抜けた場所にある同コースは、ボビー・ウィードとメジャー2勝プレーヤー、ファジー・ゼラーの協力で1991年に開業した。そんなコースの目玉は“ハイリスク、ハイリターン”の上がり4ホール。ワンオン可能なパー4の15番に、パー5の16番、大きな池が広がるパー3の17番、そして手ごわいパー4の18番がそれだ。最近の改修では、18番や3つのホールにバンカーが加わった。

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フェデックスカップ：

優勝者は500ポイントを獲得する。

チャリティ：

22の施設を擁し、中でも小児医療や医学の教育に強いシュライナーズ小児病院。小児整形専門医の常勤スタッフ数は国内最大規模で、やけどの治療センターや脊髄リハビリプログラムは世界的にも有名だ。

出場選手：

ビリー・ホーシェルがフェデックスカップ王者となってから初めての試合に臨む。そのほか昨年大会の覇者ウェブ・シンプソンに、現在の世界ゴルフランキング上位35位からは3名が参戦。同ランキングで一番高いのは13位のホーシェルだ。シンプソンとジミー・ウォーカーは、3週間前にスコットランドで行なわれた「ライダーカップ」にも出場していた。2度の急性骨髄性白血病を克服し、PGAツアー復帰を果たしたジャロッド・ライルもスポンサー推薦枠で登場。オーストラリア出身の彼は今季の初戦「フライズドットコムオープン」の予選会を通過し、大会でも決勝ラウンドに進んだ。元ラスベガス在住で、2000年の「全米プロゴルフ選手権」でタイガー・ウッズとプレーオフに臨んだボブ・メイもスポンサー枠で出場する。

72ホールの記録：

260ストローク（ライアン・ムーア 2012年、ウェブ・シンプソン 2013年）。

18ホールの記録：

サンライズGC： 59ストローク（チップ・ベック、1991年大会第3ラウンド）。
TPBサマリン： 60ストローク（J.J.ヘンリー、2013年大会第1ラウンド）。

2014年：

ウェブ・シンプソンが予選ラウンドでの「64」「63」という好スコアで、2位以下に4打差をつけて決勝ラウンドへ。その後も6打差に広げ、PGAツアー4勝目を手にした。決勝ラウンドでは他の追随を許さぬ戦いぶりだった。彼はライアン・ムーアが出した72ホールの記録に並んだほか、TPCサマリンでは8ラウンド連続で「68」またはそれ以下のスコアをマークする快挙も達成。シンプソンにとっては、2012年にオリンピッククラブで行なわれた「全米オープン」以来1年4ヶ月ぶりの優勝でもあった。続く2位タイは石川遼とジェイソン・ボーン。トロイ・マッテソンは最終ラウンドで、ジェリー・ケリーが持つ大会記録より1つ少ない7連続バーディを達成した。

筋書き：

1998年と99年大会でのジム・フューリックに続き、ベガスで2人目の連覇を目指すシンプソン。TPCサマリンでのこれまでの10ラウンドでは常に「70」を下回っているが、唯一、初出場となった2009年大会の初日で「73」をマークした。

昨シーズンでの圧倒的なフィニッシュはホーシェルにとって、新シーズンへの弾みとなるのだろうか？彼は「ドイツバンク選手権」で2位に入り、その後のフェデックスカップ第3戦、最終戦の両方で優勝した。

大勝したシンプソンよりも前に優勝を手にした手ごわいラスベガス軍団は、再びトロフィーを家に持ち帰ろうと息巻く。2011年大会ではケビン・ナが地元でもあるTPCサマリンで優勝し、翌12年にはUNLV（ネバダ大学ラスベガス校）出身のライアン・ムーアが勝利を収めた。ムーアは出場したUNLV出身者6人のうちの1人で、ベガス地域に居を構えるプレーヤーも5人いた。

先月のプレーオフ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」に出場し、今季初めの2大会に出場するのはウォーカーや松山英樹、キャメロン・トリンゲールの3人だけだ。