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2014年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/01〜05/04 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)

3日目の「65」に安堵したマキロイ

By Helen Ross, PGATOUR.COM

ロリー・マキロイにはラウンド後にしようと思っていたことがあった。

土曜日午後にテレビでプレミアリーグ(サッカー)の試合を見て、夜にはフロイド・メイウェザーJt対マルコス・マイダナのウェルター級世界王座統一戦をチェック。ひょっとしたら競馬のケンタッキー・ダービーを楽しむ時間も取れるかもしれないと。

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「リラックスして、明日に備えるよ」と、マキロイは満足気な笑みを見せて語った。

北アイルランド出身のマキロイは、土曜日の午前中に「65」と好スコアをマークし、「ウェルズファーゴ選手権」3日目を終え、通算6アンダーに急浮上。

前日ぎりぎりで予選を通過し、3日目にジャンプアップしたところは、最終日に「62」をマークし大逆転優勝で締めくくった2010年大会の展開に酷似している。同年の3日目は「66」としたマキロイは、4年後の今日、1打少ない「65」を記録した。

今大会のリーダーボードに目をやれば、フィル・ミケルソンアンヘル・カブレラなど、2010年の大会に出場した選手たちが未だに顔を揃えている。そんな皮肉たっぷりな事実も、最終日に25歳の誕生日を迎えるマキロイには無縁だ。

「(2010年の)大会では土曜日に18番ホールでボギーとしてしまって『66』としたのを覚えているよ。実はその時のことを考えていた。18番でパットを決められたら、当時より1打少ないスコアで終われるとわかっていたから、キャディとフィストパンプ(編注・拳を突き合わせて喜びを表す方法)したんだ。もちろん、大事なのは今日を終えた時点での順位。首位と4打差か5打差以内で最終日を迎えられるならチャンスはあると思っている。あとは明日の結果次第」。

金曜日に「76」とスコアを落としたマキロイは、前日よりも6パット少ない25パットでホールアウト。2日目は最初の5ホールで5オーバーと大きく出遅れた。今大会はグリーンのライン読みに苦しんでいたが、2日目のラウンド後に練習用のグリーンで調整したことで好スコアにつながった。

「昨日の夜にパッティンググリーンで気付いたことがあって、それを信じて今日のコースで試そうと思った。ボールがホールに入るかどうかを気にせず、自分が発見したことを信じてプレーしようと思って。それが上手くいったよ。今日はパットの状態も良かったし、必要な時に決められた。その結果が今日のスコアに表れている」。

前日より11打少ないスコアは、マキロイにとっても2日続けてのラウンドでキャリア最多に並ぶカムバック。過去には、2010年の「全英オープン」2日目と3日目で「80」、「69」を記録したことがあった。

土曜日は何も失うものがない心境で臨んだと語ったマキロイは、第3組で同じく「ウェルズファーゴ選手権」優勝経験のあるリッキー・ファウラーと回った。
順位を大きく上げて迎える最終日は、大きな試練となる可能性もある。

「精神的な部分は大きく異なるだろうね。昨日まではフェアウェイウッドでティショットを打っていたけれど、今日は意識的にドライバーを使うようにした。優勝争いに食い込むにはアグレッシブにプレーして、出来るだけ多くバーディを取らないといけなかったから。今日はそれを実行出来たということ」と、マキロイは言う。

「明日も上位を追う立場だから、同じ姿勢で臨むと思う。ただ、混戦の中に入って頭1つ抜け出す、もしくは首位に並べば、考え方も変わってしまう。当然バーディを狙うことは変わらないんだけれど、同時にミスを少なくしようと考え始めるから」。

そんな状況に何度も直面し、乗り越えてきた。その経験がマキロイの強みとなるはずだ。

情報提供:PGA TOUR

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