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苦しみながらもステファニーが首位キープ

By Don Wade, Special to PGATOUR.COM

悪夢のような出来事だった。大会3日目の土曜日。「フェデックス セントジュード クラシック」の11番で、ショーン・ステファニーがパーを4打オーバーする例えようのない大叩きに見舞われた。10番まで2位に2打差をつけ、12アンダーで単独首位を快走していたステファニーは、わずか1ホールで8アンダーまでスコアを下げ、首位を2打差で追う展開となった。

ステファニーが苦しんだ11番で受益者はいたのだろうか?友人でもあり、同組で回ったハリス・イングリッシュが証言した。

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「それが友人であろうとなかろうと、(1ホールで大崩れするプレーを)見るのは辛いもんだよ」。イングリッシュは、ティショットをいきなり池に打ち込んだステファニーの11番を振り返った。「でもね、彼は見事にスコアを挽回したね」。

ステファニーは3日目を4アンダーの「66」で回った。イングリッシュよりも3ストローク良いスコアだった。通算12アンダーまでスコアを戻したステファニーは、イングリッシュに1打差をつけて、単独トップで最終日に挑むこととなった。

二人を追いかけるのは、土曜日を「64」で回ったパトリック・リードニコラス・トンプソン、スコット・スターリングスの3人だ。彼らはトップと4打差、8アンダーの3位タイにつけている。さらにキャリア通算41勝のフィル・ミケルソンと、新人のエリック・マイアーダークスが5打差の通算7アンダー、6位タイで追走している。

ホールアウト後、ステファニーはパーを4打オーバーした11番を“スモールロード・バンプ(些細なデコボコ)”と称した。彼はそれまでの10ホールを素晴らしスコアで回った事実を直視して、自信を失わないよう努めたという。

「(大叩きした直後だけに)易しい状況ではなかったけど、12番のティショットで会心の一打が出て良かったよ」と、ステファニー。「ようやくひと息つけたのは、14番でバーディを取ってからだよ」。

3月に開催された「タンパベイ選手権」でも、7位タイで終わったステファニーは、直前までトーナメントリーダーだったことがある。そしてその直後から、彼は4試合連続で予選落ちと調子を崩した。

「タンパの時と比べると、調子はずっといいよ」と、ステファニー。悪夢の11番に見舞われながら、彼は土曜日、バーディを8つも奪った。特に最後は16番から18番まで3連続バーディで力強く締めくくった。「結果的にリードを奪い返せたのは大きいけど、最終日に向けて、僕は自分の準備をするだけだよ」。

最後にステファニーはこう語った。「フィル(ミケルソン)がどんなプレーをするかは気にしないようにするよ。フィルはフィル、僕は僕だから。自分のことだけに集中するよ」。

情報提供:PGA TOUR

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