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ブラッドリーに打ち勝ち、米国ツアー初優勝を決めたベ・サンムン

今年のHPバイロンネルソン選手権で印象深いシーンのひとつは、最終日の16番(パー5)で、3フィート11インチのシンプルなバーティパットをキーガン・ブラッドリーが外したあのプレーだろう。カップの周りをクルっと回ったボールは、無情にも弾かれてしまった。これにより韓国の26歳、ベ・サンムンが単独首位に浮上し、米国ツアー初優勝を手にすることとなったのだ。

しかし騙されてはいけない。これは日曜にTPCフォーシーズンズリゾートで吹き荒れた強風のせいだけではなく、シンプルな理由があるのだ。

このシーンに焦点を当ててみよう。ブラッドリーは既にメジャー大会で優勝していて、米国ツアーでも抜群の存在感のあるスターである。ブラッドリーならプレッシャーのかかるこの状況にも打ち勝てるだろう。尻込みしてしまうほどの距離でもないと思われていた。事実この週まで、ブラッドリーの今季の3フィートから5フィートのパット成功率は90.5%の値を示していた。この数字は優勝争いを繰り広げていたトップ選手の中でもかなり上位の部類に入る。

このミスパットについて、彼の表情や口調からは、失望しているのが明らかに読みとれた。

「いつもと違うパットをしたつもりはないんだけど・・・こんな失敗をしてしまって驚きだよ」と、ブラッドリーは振り返った。

一方、16番ホールを終えてブラッドリーと首位の座をシェアしていた状況から、思わぬ形で1打のリードを手にしたペ・サンムンは、ブラッドリーのミスショットが滅多に起きないプレーであることを理解していた。

「ちょっとラッキーでしたね」と、サンムンは語った。

ベは、自分自身に十分な自信を持っているわけではない。彼はブラッドリーのバーディパットの直前、彼と同じラインで、5フィート3インチのバーディパットを残していた。ベが先に決めてスコアを13アンダーとしたために、ブラッドリーは首位タイに居続ける為にはこのパットを成功させなければいけなかった。HPバイロンネルソン選手権の優勝争いは、この時点で2人に絞られていた。マッチプレーゴルフで先攻が有利であることは明らかである。ベが決めたパットの距離は短いが、優勝争いには大きな影響を及ぼしたのだ。

「つまりは、ミスってことさ」。ベのスイングコーチ、リック・スミスは言う。「サンムンにとっては先にバーディパットを決めたことが極めて大きかった。ブラッドリーにプレッシャーをかけたんだ。サンムンが先に決めたことで、ブラッドリーはミスをしたのだ」。

米国ツアー参戦2年目のべは、最終日のラウンド後、メディアからのあのシーンについての質問に長く答えてくれた。「優勝するため、特にブラッドリーのような勇気ある選手との決戦を制する時は、このようなプレーがないと、勝負はなかなか決まらないものです」。

初日の「60」でコースレコードを樹立したブラッドリーは、今週54ホールに渡ってリードを保ち、2位のベに1打差をつけ最終日を迎えた。両者を比較すると、2年前のHPバイロンネルソン選手権を含め、メジャータイトル1つとメジャー以外の大会で2度の優勝経験のあるブラッドリーの優位は明らかだった。

べにとって最終日の1打差は、恐るに足らぬ差だった。彼は前半7つのホールで4つのバーディを奪い、スタートから果敢に攻めた。一方のブラッドリーは前半の3番でボギーを叩き苦しみつつも、ダメージを最小限に抑えた。しかし突風による大打撃に逆らうことは出来なかった。9番のティショットを迎えた時、べは4アンダーを記録し4打差でリードしていた。

「ブラッドリーは初日の「60」を追いかけているように見えた」とスミス氏は言う。

「PGA TOURラジオ」では、ベの様子をアナウンサーが「尻込みする兆しを見せない」と賞賛していた。

しかし彼は次のショットで、ついに尻込みしてしまった。
ベは9番(パー4)でティショットをミスした。木のそばからの2打目はフックボールでグリーンを狙うも池に入れてしまった。ブラッドリーが14.5フィートのパーパットをセーブした一方、ベはダブルボギーを記録。「このホールは集中力がなかった」とベは振り返った。これで両者の差は一気に半分(2打差)となった。

ベは続く10番でもティショットに失敗し、アプローチをグリーンサイドのバンカーへ入れてしまった。10番を終えて両者のスコアはわずか1打差に縮まった。ブラッドリーが勢いに乗る一方で、リードしているはずのベは突如、スイングミスが目立つようになってきた。

ブラッドリーが11番でボギーを叩きその差は2打差となったが、15番ではブラッドリーが最終日一番のパットとなる18フィートのバーディをねじ込んだ。一方でサンムンは5フィートに満たないパーパットを外し、これで2人は首位タイに並んだ。

この時点で、4打差のリードを追いつかれた失望と、その失望からくるスイングへの影響を考えると、ベの優勝のチャンスは潰えたかに見えた。さらに迎える16番ホールは、ブラッドリーは連日バーディを奪っていた得意なホールの一方、ベはたった一度だけバーティを決めたホールだった。

「15番でバーディを決めたとき、優勝するかなりの自信を持ったんだけど」と、ブラッドリーは語った。

あまり知られていない事実だろうから、ベについて知っておくべき事実がある。彼は、勝ち方を知っているゴルファーなのだ。米国ツアーに参戦する前、ベはアジアの3つの異なる大会で11度もの優勝しているし、優勝賞金が上がった大会では敗れていないのだ。

そんな中、ベは16番で短いバーディパットを決めた。それから 17番(パー3)のショットでチップインパー。最終18番ホールで素晴らしいコースマネジメントを披露した。右にある池を避け、池の端を超えるとても攻撃的なショットでピンへの寄せ、2パットで優勝を決めた。

「最終の18番を迎えた時、僕に必要だったことはサンムンが1打外し、私が決めばいいだけだった。しかし彼は見事なドライバーを放ち、素晴らしセカンドショットを打ったね・・・」とブラッドリーは振り返った。

「(優勝できずに)かなりがっかりしているけど、この大会で僕はいいプレーが出来た。今日はサンムンが、私より素晴らしいプレーをしたということだ」。

スミス氏は、ベが学生時代から示してきた不屈の精神、ブラッドリーに真っ向から立ち向かった勇気を賞賛した。

「彼の心には強靭なメンタルがあることを証明してみせたね。15番のボギーの後、優勝のチャンスを失うのでは、というところから見事に立ち直った。彼はこの大会で大きく成長したね。ブラッドリーに打ち勝ったことは、決して忘れない思い出となるだろうね」と、スミスは語った。

「この優勝はキャリアの始まりに過ぎない。彼は素晴らしい才能を備えた有望な若者だよ」。

「晴れて米国ツアーの勝者となった彼にとって、この大会の勝利ははじめの一歩だ。これからもきっと多くの優勝を掴むだろうね」。

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情報提供:PGA TOUR

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