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「自分が勝てるとは」 D.A.ポインツ マスターズ出場権も手中に

D.A.ポインツはどんな暗闇であれ、雲の切れ間から一筋の光を見出したようだ。

先週までいまひとつピリっとしなかった彼は、「シェル・ヒューストンオープン」の直前9ラウンドで「70」を下回るスコアでラウンドしたことがなかった。さらに今季はツアー9試合を戦って予選通過はわずか2試合。その2試合も最終順位はいずれも下位に沈んでいた。そんなポインツが日曜日、嵐の悪天候による遅れの影響も受けず、素晴らしいラウンドを見せたのだ。

長時間の延期が明けラウンドが再開された時、ポインツは4連続パーで踏ん張っていた。そして最後の13フィートのパーパットを沈め、2位以下の選手に1打差をつけて優勝を果たした。

今回の優勝でポインツは、向こう2年間のPGAツアーの出場権と共にフェデックスカップのポイントを500ポイント受け取り、来シーズンの開幕戦はヒュンダイ・トーナメントで迎えることが確定的となった。

更に彼は、オーガスタで行われるマスターズへの挑戦権を再び手に入れたのだ。

「最後まで自分が勝てるとは思わなかったよ」とポインツは語った。この優勝で彼はフェデックスカップの順位を19位まで上げた。「これまでの成績が散々だったから、“今季はもうこれで終わりかな”と思ったことすらあったし、こんなに調子よくラウンドできるなんてね。いつかは調子は戻るだろうと信じてはいたものの、“おやっ今週きたか!”って感じだったね。幸いなことに流れに乗ったままホールアウトできて良かったよ」。

両手で足りないほどの選手たちが「今週の優勝はもらったぞ!」と思いながら最終日のバックナインをラウンドしていたことだろう。しかし勝利したのはポインツだった。彼は緊張感がピークに達する最後の1時間、実に落ち着き払ってプレーを続け、精度の高いショットで僅差のリードを保ったままホールアウトした。

特に17番の5アイアンの一打はポインツが意図したところよりも40ヤードほどショートしてしまったにも関わらず、絶妙のアプローチでパーをセーブし、最終18番ホールへ進んだ。最後も213ヤード地点からのハイブリッドが、あわやバンカーに入りそうなほどショートしてしまい、またも嫌な距離を残したが、パーをセーブして優勝を決めた。

「今年はこれまでタフな一年でね」とポインツは振り返った。「優勝が決まるパッティングのシーンは、誰もが毎週想像すること。もっとも僕は(今季あまりに調子が悪かったため)こんなにすぐにこの瞬間が来るとは思っていなかったけどね」。

レッドストーンGCでのツアーで優勝したD.A.ポインツは、フェデックスカップの順位を一気に19位までひき上げた。

悪天候の最終日を6アンダー「66」で回ったポインツは、最終ホールでパーをセーブしたために、マスターズ出場権を賭け、ヘンリック・ステンソンビリー・ホーシェルとのプレーオフを回避することができた。

嵐がヒューストンを直撃する直前にホールアウトしたステンソンは、最終2ホールを連続バーディで締めくくったものの、惜しくも1打及ばず涙を飲んだ。しかしながら世界ランクを42位まで上げ、マスターズへの出場権を手にした。ホーシェルは天候の影響で最終ホールのティショットをしばらく待たなければならない状況だった。2オン2パットでパーとした彼は、クラブハウスで待機していたステンソンと同スコアで最終組のポインツの結果を待つこととなった。

17番、18番でポインツが1つでもスコアを落とせばプレーオフの可能性があったために彼ら2人は固唾を飲んで最後を見守ったことだろうが、残念ながらプレーオフが実現することはなかった。
4日間通算16アンダーの「272」で回ったポインツは、嬉しいツアー2勝目を挙げた。特に今回は、最終ホールをパーで凌げば優勝が決まる状況だった。歓喜の優勝シーンを少しは期待しながらのラウンドとなったに違いない。2年前のAT&Tプロアマ選手権で、俳優のビル・マーレーと共に優勝を収めた時とは異なる状況だった。緊張のボルテージが最高潮に達する最後のパーパットを決めた時、ポインツは4日間を共に戦ったキャディと、少し大げさとも思える程の最高の笑顔で勝利を分かち合った。

練習の成果は実を結んだ。そして彼らは笑顔でオーガスタへと向かう。「まさか、自分がマスターズに出られるなんて(思ってもいなかったよ)」。マスターズ行きの最後の切符を手にしたポインツは語った。「僕は勝ちたいんだ。もっとツアーで優勝したい。メジャー大会でも優勝争いに絡みたい。そしていつかはメジャーで勝利したい。ライダーカップにも出場したいし、プレジデンツカップにも選ばれたい。僕はまだまだやりたいことが沢山ある。そして自分はきっとできると思っているよ」。

20名の選手たちが4打差にひしめき合う大混戦で迎えた最終日は、しばらくの間、こう着状態が続いた。そのうち12名の選手は嵐の影響を受け、悪天候の中、いつも以上にコントロールが要求される最終日をラウンドした。

フィル・ミケルソンは最終日に開始から4連続バーディの好スタートを切り、14番で3パットのダブルボギーを叩くまで、優勝圏内にいた。最終日を「68」で回った彼は、トップに6打及ばなかった。ダスティン・ジョンソンは、11番で短いバーディパットを外すまで一時トップに立っていた。逆転を狙って勝負に出た短い12番(パー4)では、5番ウッドのティショットを池に入れてしまい、残念ながらボギーとしてしまった。最終日は「65」で回ったものの、首位には2打足りなかった。

ポインツと同組で回ったベン・クレインは、最後の2ホールで連続バーディチャンスの見せ場を作ったものの、いずれもパットはショートしてしまった。最終日を「68」で回ったクレインはジョンソンと共に4位タイで終わった。

ケビン・チャッペルは一瞬だが首位に並んだ。最終日のスコアは「68」でブライアン・デービス(同「67」)、スチュワート・シンク(同「70」)と並んで6位タイでホールアウトした。首位タイで最終日を迎えたシンクは、嵐の影響で5フィートのパーパット、18フィートのバーディパット、そして大切な17番のパーパットを待機せざるを得ない状況だった。特に首位に2打差と肉薄していただけにもしポインツが終盤ボギーでも叩けばチャンスはあったが、最終18番のティグラウンドで、ポインツがパーをセーブした大歓声を聞いたシンクは、最終ホールはバーディを狙いに果敢に攻めたが、バンカーに入れてしまい万事休す。今日唯一のボギーとしてしまった。

ジェイソン・コクラックは18番でバーディを決めればプレーオフの可能性もあったが、ティショットを池に入れてしまった。月曜からの勝ち上がり組、スティーブ・ウエットクロフトは首位と1打差で最終日に挑んだが、最後はバテたのか「74」で22位タイで終わった。

ロリー・マキロイにとってはマスターズまで長旅となりそうだ。世界ランク2位の彼の今週は、25フィートの長いバーディパットを決めた他は大きな見せ場を作れず、最終日は「70」で45位タイで終わった。北部のサンアントニオへ向かったマキロイは、バレロテキサスオープンで最後の調整を行いマスターズに挑む。

この日、天晴れのゴルフを見せたのはステンソンだ。世界ランク上位50名に与えられるマスターズの出場権を得るためには、彼はこの大会でトップ10フィニッシュが必要だった。ところが彼はトップ10はおろか、優勝争いに絡むほどの素晴らしいゴルフでギャラリーを沸かせた。「18番に向かうとき、キャディとこんな会話を交わしたんだ。“何がなんでも我々は2週間後(マスターズ優勝の証である)グリーンジャケットを目指してゴルフをしよう”ってね。“素晴らしいことだと思わないかい?”」

一方、世界ランク上位50位に惜しくも届かなかった選手もいた。チャールズ・ハウエルIIIは最終日を「66」の好スコアで回りながらも、4打及ばずにトップ50位に入ることができなかった。マスターズの地元オーガスタ出身のハウエルは、悔しいことに今年もマスターズ出場とはならなかった。過去5年で4度目となる夢を絶たれてしまったのだ。

「結果には胸を張って、うつむくことなく前進していこうと思う」とハウエル。「今週はいいゴルフが出来たしね。今年は納得いくラウンドが続いているし、他の300万人のゴルファーと一緒に、マスターズはTV観戦で楽しもうと思うよ。マスターズは正直、TV観戦ですら実に手強そうなコースに映るよね」。

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情報提供:PGA TOUR

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