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2019年 3Mオープン
期間:07/04〜07/07 場所:TPCツインシティーズ(ミネソタ州)

ブレークスルーまであと少し?小平智が見つけたヒント

◇米国男子◇3Mオープン 事前情報◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7468yd(パー71)

まだ、1Wは数本を細かく調整しながら試している。それでも、目指す方向がはっきりと見えていることが心強い。小平智はシーズン終盤に向けて「100%のパフォーマンスを出せる状態まで持っていきたい」と力強く宣言した。

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5月の「全米プロ選手権」以降、小平は契約するプロギアと話し合い、同社以外の1Wのテストも重ねている。2カ月弱の時間を経て、自分の感覚に合う1Wは絞られてきた。同時に、これまでは「自分(のスイング)が悪いのか、クラブが悪いのか分からなかった」というショットの課題も、自身の問題として素直に向き合えるようになってきた。

2週間前の「トラベラーズ選手権」で予選落ちして、居残り練習をしていた土曜日。過去のスイング動画を見ていて「これだ!」という発見をした。「身体を回し過ぎていた。バックスイングが深く入りすぎて、その結果振り遅れていた」。かつてのスイングイメージで打ってみると「気持ち良く打てた」という。「リズムとか悪い方に固まってしまった部分がある。前の感覚に戻すのに少し時間が掛かるかな」。いまは、その感覚を再び身体に馴染ませている段階だ。

クラブとスイングの問題に解決の糸口が見えてきた。「前は真っ暗闇だった気がするけど、いまはゴールというか、スタートラインが見えている。そこまで行けそうだなって感じています」と心も軽い。戻るのは、経験を積んで底上げされたスタートラインだ。「いまはすごく気持ちが楽になっています。そろそろ、スタッフみんなの笑顔も見たい」と、結果を求める“欲”もよみがえった。

日本に一時帰国した際、欧州ツアーで戦う川村昌弘と食事をした。川村には「ヨーロッパはコースも狭くて、まだ日本人でも戦える。でも、アメリカはパワーゴルフ。小平さん、すごいところでやってますね」と言われたという。

だが、小平もこちらでの戦い方は心得ている。「イム(ソンジェ)君とか、ケビン・ナさんとかを見ていると、パワーゴルフじゃなくて行けるんだなって気が楽になる。ショットはうまいし、きわどいパットは入れまくっている。毎回フェアウェイにいるし、毎回グリーンに載っている。なので、自分もがんばります」

今季のレギュラーシーズン最終戦まであと5試合。「大変だけど、楽しいっす」と小平は微笑んだ。挑み続けることが、プロゴルファーの生きがいだ。(ミネソタ州ブレイン/今岡涼太)

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