今平周吾は新スイングで2年ぶり2回目の「全米」切符
2019年 全米オープン
期間:06/13〜06/16 場所:ペブルビーチGL(カリフォルニア州)
市原弘大が初の「全米」へ 堀川未来夢はメジャー初出場
◇米国男子◇全米オープン最終予選(27日)◇桑名カントリー倶楽部(三重県)◇7210yd(パー72)
36ホールで争う6月「全米オープン」(カリフォルニア州・ペブルビーチGL)の日本予選会で、市原弘大と堀川未来夢が初めての出場を決めた。通算13アンダーでトップ通過した市原は過去3回出場の「全英オープン」(2012、16、18年)に続き海外メジャー4戦目になる。
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前週の「関西オープン」から上向いたパットの好調をキープし、「自信になった」。米国でも有数の名門コースとして知られるペブルビーチGLは「テレビでしか見たことがないので楽しみ。あのショート(パー3)が見たいですね」と、約100ydの距離ながら小さなグリーンと海風が判断を迷わす名物・7番ホールとの対面を心待ちにした。
開幕の前週には、ディフェンディングチャンピオンとして迎える国内メジャー「日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills」が控える。「日程が大変だけど、ツアー選手権もしっかりプレーして行きたい。普通はできない経験だと思うので、今後に良いものをつかめるようにしていきたい」と多忙なスケジュールを歓迎した。
通算11アンダーで終えた堀川は、3位で並んだチャン・キム(米国)とのプレーオフを制して最後のチケットを手にした。9番で行われた2ホール目に、10mのバーディパットをねじ込んで決着。「メジャーには出たいとは思っていたけど、まさか通るとは思っていなかった」と本人も驚きの結果となった。
2位で通過した今平とは同学年。「プレーオフの前に、周吾が“一緒に出られたらいいね”と声をかけてくれた。僕も一緒に出たかったので楽しみです」と、心強い仲間とともに初めてのメジャーに乗り込む。
「あまりテレビを見ない」という26歳は、ペブルビーチGLについても「ビーチというからには海に近いんだろうな、というイメージしかない」と前知識はゼロ。「初めてのことなので何も分からないけれど、予選通過が一番の目標」と話し、急ピッチで準備を整える。(三重県桑名市/塚田達也)