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2019年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/02〜05/05 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)

「自信が持てない分、ミスが出た」松山英樹は薄氷の予選通過

◇米国男子◇ウェルズファーゴ選手権 2日目(3日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7554yd(パー71)

薄氷を踏む思いで予選通過を果たした。83位タイで出た松山英樹は3バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算1オーバーの62位タイ。カットライン上で決勝ラウンドに進んだ。

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前日第1ラウンド終了後、ドライビングレンジで長時間調整を続けた。「久々にちょっとうまくいきそうだなっていうのは、あった。まだ自信は持てないけど、きょうのスタートは良かったと思う」。この日は2番でバーディを先行させれば、7番(パー5)は1Wで331ydを飛ばしフェアウェイ中央をとらえた。2オンからイーグル逃しのバーディを奪い、8番は右ラフからの67ydを浮かせた。2mに絡め、2連続につなげた。

アンダーパーでの折り返し時点では順位を30位台まで浮上させた。しかし「後半は立ちにくいホールだったり、自信が持てない分、ミスが出たのは確か。前半はそんなに悪くなかったけど、それが続かないのが残念」と流れは一転。第1打を右に出した10番(パー5)は第3打を左のサイドバンカーに入れ初のボギーをたたいた。

カットラインのちらつく位置で、終盤16番からの難関3ホール、通称“グリーンマイル”に入る。「最後の3ホールにいくまでに3、4アンダーくらいまでいきたかったけど、それができなかった。流れが悪いまま(16番に)いってしまった…」。

16番はショートサイドのバンカーから寄せパー、17番(パー3)は3.5mを決めるパーで耐えた。最難関18番は、第1打が左の池に吸い込まれたが、ドロップ後、167ydで打ち上げの第3打をカラーに運び、ボギーにとどめた。

午後6時前のホールアウト時点では予選通過確定前だったが、「カットラインというよりは自分の状態が、いつになったらコースに対して良くなるのかと思って回った。まだ安心しきってはいないけど、なんとかギリギリどうなのかなってところで終わった。大丈夫だったら、あした頑張りたい」と疲労感たっぷりに言った。

必死の攻防で滑り込んだ今季12度目の週末。「兆しが前半にちょっと見えたのは良かった。きょうの前半に出来たことをあしたもやれたら」と見据えた。(ノースカロライナ州シャーロット/林洋平)

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