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2019年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

5度目のキャリアグランドスラム挑戦 マキロイのメジャー4勝を振り返る

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

ロリー・マキロイ(北アイルランド)は2019年もメジャー第1戦で、史上6人目のキャリアグランドスラム達成を狙う。14年の「全米プロ」までにメジャー4勝。今年は3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」優勝を含め、出場7試合ですべてトップ10入り。「すばらしい滑り出しのシーズン。今までにないほど高いレベルで安定している」と自信を見せている。

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2011年「全米オープン」を22歳で制してから、14年「全英オープン」で3つ目のメジャータイトルを獲得。キャリアグランドスラム挑戦をかけてオーガスタに挑むのは今年で5回目だ。15年の4位を筆頭に直近4大会はいずれもトップ10入りした。

前年は2位で迎えた最終日に「74」と落として5位で終えたが、「僕はこのコースで本当に居心地がいいんだ」と相性の良さを強調する。「このコースでは想像力が必要になる。高い松の木、緑の芝と白いバンカー、黄色いピンフラッグ…。ここには(ショットの)イメージを膨らませるものがたくさんある」。最終日に「80」をたたいて単独首位から逆転負けしたのはもう8年も前のこと。今のたくましさからすれば、当時の悲劇は想像もできない。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

ロリー・マキロイのメジャー優勝プレーバック

■ 2011年「全米オープン」 メリーランド州・コングレッショナルCC

2009年に欧州で、10年に米ツアーで初勝利をマーク。11年は4月の「マスターズ」で単独首位から出た最終日を「80」として逆転負けしたが、その2カ月後に“リベンジ”に成功した。初日からトップを走り、「268」(通算16アンダー)は72ホールの大会最少ストロークで、2位のジェイソン・デイ(オーストラリア)に8打差をつける圧勝劇だった。

■ 2012年「全米プロ」 サウスカロライナ州・キアワアイランドリゾート

ロンドン五輪が行われていた裏で、英国の若き英雄になった。悪天候の影響で順延が重なり、最終日に27ホールを回る長丁場もなんのその。単独トップで最終ラウンドに突入してそのままフィニッシュ。後続との差8ストロークは、大会最多ストローク差。23歳3カ月8日でのメジャー2勝目は、タイガー・ウッズ(23歳7カ月15日)を上回るハイペースだった。

■ 2014年「全英オープン」 イングランド・ロイヤルリバプール

メジャー3勝目を飾ったのは、サッカー・ブラジルW杯終了から1週間後のこと。ロースコアでの争いとなった展開で初日に首位発進を決めた。3日目終了時点で後続に6打差をつけて独走。最終日は「71」とスコアを伸ばしあぐねたが、リッキー・ファウラーセルヒオ・ガルシア(スペイン)を1打差でかわし、母国のタイトルを手中にした。

■ 2014年「全米プロ」 ケンタッキー州・バルハラGC

2週前の「全英オープン」で優勝、前週の「WGCブリヂストン招待」でも優勝。そして3週連続出場となった試合でも勝ち、メジャーは2連勝を飾った。フィル・ミケルソン、ファウラーとの最終日最終組対決は日没直後まで差し掛かったが、結局1打差でフィニッシュ。タイガー・ウッズが腰痛などで活躍から遠ざかり、マキロイ時代の到来を確信させたが…。

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