三浦技研がPGAツアー選手と初の契約 メキシコのエース「最高のアイアン」
◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 初日(21日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7345yd(パー71)
日本の老舗クラブメーカーである三浦技研は世界ゴルフ選手権シリーズ「WGCメキシコ選手権」が開幕した21日(木)、世界ランキング61位のアブラム・アンセル(メキシコ)とアンバサダー契約を結んだと発表した。1977年創業の同社にとって、PGAツアーで初めての契約選手となる。
アンセルは2013年にプロ転向した27歳。PGAツアー1年目の昨季はフェデックスカップランク60位の成績を収め、現在の世界ランクはメキシコ選手として最高位だ。プロ転向後はナイキのアイアンやキャップを使用していたが、16年の用具事業の撤退を受けて他メーカーのクラブを試し、近年は三浦技研のアイアンに定着。今年から、同社のロゴ入りキャップを着用している。
プレスリリースを通じ「最高のフォージドアイアンを使いたくて、契約を結ぶ前から三浦のアイアンに乗り換えていた。メキシコの市場で三浦を広める役割を楽しみにしている」と語った。
アンセルは2日目までのラウンドをタイガー・ウッズ、ブライソン・デシャンボーという注目組でプレー。ウッズと並ぶイーブンパーの25位で地元大会を滑り出した。
三浦技研は兵庫県に拠点を置くクラブメーカーで、独自製法による軟鉄鍛造アイアンが海外でも高い評価を受けている。