ケプカが首位で最終日へ ウッズ4打差 松山63位に後退
2018年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/09〜08/12 場所:ベルリーブCC(ミズーリ州)
得意の3日目に急浮上 ウッズは4打差で最終日へ
◇メジャー最終戦◇全米プロゴルフ選手権 3日目(11日)◇ベルリーブCC(ミズーリ州)◇7316yd(パー70)
タイガー・ウッズは前日未消化分から、1日29ホールをプレーして通算8アンダーの6位タイで3日目を終えた。第2、第3ラウンドともに「66」でまとめ、トップのブルックス・ケプカとは4打差につけた。
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7月の「全英オープン」に続き、赤いシャツが優勝争いに残った。午前7時の再開から、この日のプレーを終えたのは午後5時過ぎ。第3ラウンドは3mを沈めてバウンスバックを決めた6番(パー3)から3連続バーディ。後半は17番(パー5)でイーグルチャンスから3パットを喫するなど、パーを並べた。42歳は「すごく疲れた。肉体的なものだけでなく、この暑さでは精神面も29ホールは大変だった。長い一日だった」と汗をぬぐった。
腰痛などの故障から復帰したウッズは今季、ムービングデーに無類の強さを見せてきた。
〈2017―18年PGAツアー ウッズの各ラウンドの平均スコア〉
R1 71.15(134位)
R2 70.77(106位)
R3 68.64(3位)
FR 70.45(73位)
一方で第3ラウンドよりも最終ラウンドのスコアが良かった試合は決勝ラウンドを戦った11試合(出場13試合)のうち、4月の「マスターズ」(72―69)と6月の「クイッケンローンズナショナル」(68-66)だけだ。
2008年の「全米オープン」まで、ウッズが積み上げたメジャー通算14勝はすべて最終日を首位(単独およびタイ)で迎えたもの。「とにかくコース全体が軟らかい。バーディをどんどん決めないといけない。とくにフロントナインで。4Iでも5Iでもボールを止められるグリーンだ」。逆転でのメジャー制覇となれば、最高のカムバックストーリーになる。(ミズーリ州セントルイス/桂川洋一)