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2018年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:05/31〜06/03 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

宮里優作“ギャンブルショット”で最終日へ 池田勇太は姿消す

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 3日目(2日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

81選手が進出した決勝ラウンド。イーブンパー69位タイで出た宮里優作は通算2アンダーの58位で最終日に進んだ。同じく69位タイで出た池田勇太は通算1オーバーの74位タイとし、MDF(最終ラウンドの出場人数制限)によるセカンドカットで、最終ラウンドに進めなかった。

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「苦しい、の一言でしたね」と振り返った宮里はこの日、3バーディ、1ボギーの「70」。上位70位タイまで進出できる最終ラウンドへのカットラインは揺れ動いた。多くの組を残す中、18番をバーディで締め“生き残り”を確定させた。最後の難関ホールは、残り175ydのフェアウェイバンカーからの2打目を3mにからめたが、「これはギャンブルショット。なるべくこういうショットを打たない状況にしたい」。

前半はチャンスにつけながら、パットがことごとく外れた。「ラインを読めてないっすね。迷いながら打ったときはタッチも合っていなくて」と吐露。前週5月24日に腰痛になり、ホールを重ねると「どうしても(腰は)張ってくる」という状態。後半に入るとショットに安定性を欠き、「距離も出なくなってくるし、ショートゲームでやりくりするしかないね」と耐えながらの通過になった。

一方、敗退した池田は不運を嘆いた。1組目で1人ラウンドになった3日目は、後半14番までに2つ伸ばし安全圏にいながら、上がり4ホールで3ボギーをたたき、転がり落ちた。フェアウェイからの2打目でグリーン周辺を狙った15番(パー5)。好ショットに思えた1打は、グリーン手前の深いラフにボールが埋まり、傾斜の激しいアプローチをミスしてボギーを喫した。

16番では地上と上空で異なる風に翻弄され、「左からアゲンストかなと思ったら、上はフォローで」とグリーンを大きくオーバーしてスコアを落とした。最終18番のグリーン手前ラフからの3打目は、「寄ってくれる」と思ったロブショットを放つと、ボールはピンに当たり2.5mの距離を残した。これをわずかに外し「上がり悪ければすべて悪し」と姿を消した。

前日は終盤の猛追で決勝ラウンドに残ったが、「その流れで最初はすごく振り切った気持ちでやれていたけど、また段々と運に見放されたかなって」。それでも、今季は6試合目の米ツアーで初の予選通過。「まあ、悪いゴルフをしているわけではないのでね」と気丈に話した。(オハイオ州ダブリン/林洋平)

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