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小平智 3試合ぶり決勝進出で優勝争いへ「イメージいい」

◇米国男子◇フォートワース招待 2日目(25日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7209yd(パー70)

4アンダーの8位タイから出た小平智は5バーディ、2ボギーの「67」とスコアを伸ばした。通算7アンダーの3位タイとし、首位のジャスティン・ローズとは3打差。PGAツアーでは優勝した4月の「RBCヘリテージ」以来となる決勝ラウンドに絶好の位置で進んだ。

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風と気温が穏やかな午前8時にティオフした小平は、出だし1番(パー5)で2打目をグリーン右のバンカーまで運びバーディを先行。前日にアルバトロスを記録したホールで幸先よくスコアを伸ばしたが、その後は忍耐強いプレーが光った。

第2打をグリーン左奥にこぼした6番から4ホール連続で1パットパー。9番では奥から下りのアプローチをピン横1.5mに寄せた。続く10番の2打目は「ダウンスイングの時に風が吹いて、葉っぱが(ヘッドと)同じタイミングでボールのところに来た」という不運からグリーンオーバー。なんとかボギーでとどめると、反撃はそこから始まった。

ショットでチャンスを作り、11番(パー5)から2連続バーディを決めた。終盤は16番(パー3)での3パットボギーの直後、17番で9Iでの2打目をピンそば1mにつけてバウンスバック。「パットできのうの練習中に気づいたことがあった。身体が起き上がるのがちょっと早くて、前傾を深くしたら良くなった」と明かす。トップ選手ぞろいのリーダーボードの上位に陣取っても「バーディはもうちょっと取れたかな」と確かな手応えを口にした。

立場をツアーメンバーに変えて臨んだ2週前の「ザ・プレーヤーズ選手権」から2戦続けて予選通過を逃した。優勝で得た2020年夏までのシードがあるとはいえ、「やっぱり予選落ちが続くと悩んでしまう。予選を通れば(週末も)ゴルフができる。そこは大きい」とわずかながら焦りもあった。不調だったパッティングを改善するため、練習ではエースパターとは異なる、ロフト角が大きい別のピン型パターを握り、イメージを変えて調整している。

「このコースはイメージもいい。この前、優勝したコースにも似ている」とショットの正確さがものをいうコロニアルCCを改めて歓迎した。早くも2勝目のチャンスが到来したが、「まだ2日間ある。あした、良いスコアを出してそれを考えたいと思います」。気持ちが前のめりになるのは、もう少し先だ。(テキサス州フォートワース/桂川洋一)

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