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生まれ変わったベイヒルのグリーン ウッズ「とても速かった」

2018/03/20 19:23

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 最終日(18日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ◇7419yd(パー72)

今年の「アーノルド・パーマー招待」をテレビ観戦していて、もし「グリーンの色が以前よりも薄いな?」と感じたとしたら、あなたはかなりのPGAツアー通だ。会場のベイヒルのグリーンはここ数年で劇的な変化を遂げている。

大会は当地に開催コースを移して今年で40回目。2016年に他界したアーノルド・パーマー氏が愛し、冬の拠点として滞在したベイヒルで、毎年トッププロが競い合ってきた。しかし、以前のグリーン芝「エメラルドドワーフ・バミューダ」はトーナメント開催時期の3月に何度も問題が発生していた。芝の均一性が悪く、選手の放ったボールが思うように転がらない。それを理由に、出場を取りやめる世界ランク上位の選手もいたほどだ。

原因は低気温で多くの芝が枯れてしまう冬の間のオーバーシード。ベイヒルで冬季に撒いていた芝(ポアトリブ)が、エメラルドドワーフ・バミューダとの相性が悪かったため、芝がそろわなかった。オーバーシードをすることで、鮮やかな深緑になるが、もともとエメラルドドワーフ・バミューダは湿度の低いテキサス州で研究開発された。高湿度のフロリダでは、冬芝との相性が違っていた。

転機を迎えたのは2015年の夏。ベイヒルはグリーンを「ティフイーグル」という芝種に張り替えた。同種は芝の茎が細く、加えて冬期のオーバーシードを必ずしも必要としない。

コース管理担当のクリス・フリン氏は「この芝に替えて好評を得ていたPGAツアーの開催コースが多かったので、パーマー氏の承諾を得ることができたんです」と説明する(グリーン以外のティグラウンドやフェアウェイ、ラフはオーバーシードを行う)。

今年のトーナメント設定については「グリーンの芝刈り高を2.8ミリにする予定でしたが、毎朝の気温が低めなので刈り高は2.92ミリに変更した。スピードは13を少し超えるくらい」だったそうだ。大会期間中は通常40人のスタッフに、欧州や豪州から見習いとして20人が加わり、午前4時にコース整備を開始した。

5年ぶりの出場となったタイガー・ウッズは、このグリーンになってからは初参戦。「アーノルドは(コースが)深緑色になるのを好んでいた。オーバーシードも毎年実施していた」と振り返った一方で、新しいグリーンも歓迎した。「表面が滑らかなのでボールの転がりはとても良い。これまでのグリーンとは違う。とても速いので慎重にプレーをしている」と語った。

クラブのヘッドプロを務めるブライアン・ドーン氏は「ティフイーグル芝は本当に利点ばかりで、我々スタッフもみな満足しています。メンバーにも、ロッジに宿泊してプレーするゲストにも、転がりの良い高速グリーンは評判が良い」と話す。

「今年の冬は何日か氷点下になり、グリーンの色が紫色っぽくなったときはちょっと心配しました」とするが、ティフイーグルは寒さによって変色しても、回復が早いという特長があるため、大会開催に問題はなかったという。(ゴルフ解説者・アンディ―和田)

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