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7年ぶりのベイヒル 池田勇太はフロリダで充実の調整

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 事前情報(14日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ◇7419yd(パー72)

2週前の「WGCメキシコ選手権」最終日にプレーを終えた池田勇太はその夜、ツアーが用意した選手関係者用のチャーター機に乗り込み、米フロリダ州に入った。オープンウィークとなった前週はオーランドで複数のコースを回り、ゴルフにトレーニングにと充実の調整を行った。

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前週の世界ランキング50位以内の資格(現在49位)で出場する「アーノルド・パーマー招待」は、7年ぶりの参戦。開幕前日14日(水)はプロアマ戦に出場できなかったため、午前中に近隣コースで18ホールを回って感覚をキープし、午後に会場のベイヒルクラブの練習場で打ち込んだ。

日々の打ち込みで「ゴルフの調子はいいですよ。優勝争いに近いゴルフもできるんじゃないかなと思う」という。ウェッジはメキシコで初めてテストしたPWを除いて3本の構成を維持する見込み。「芝がまたメキシコとは違うので、アプローチはしっかり練習している」とパッティングも含めたショートゲームに時間を多く割いた。

アーノルド・パーマーが死去してから2回目の開催となる今年も、プロゴルフを発展させた“キング”をしのび、敬意を払う看板が掲げられ、イベントが催されている。この日は昨年に続き、午前11時から選手たちがドライビングレンジで追悼のショットを放つデモンストレーションが行われた。

「やっぱりゴルフ界のスーパースターだし、2年前に亡くなっても、みんなが彼のことを思って、こうやっているのはすごいこと。こういう良い大会はずっと残るんだろうなと思う」と池田。とはいえツアー屈指のフィールドで行われる大会にひるむ顔はない。「自分にとっては、とにかく出られればどの試合も同じ。特別な試合であっても、メジャーであっても、そのコースと自分との戦い」と、力強くティオフを待った。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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