シャルマがWGC初制覇へ首位浮上 小平は49位
2018年 WGCメキシコ選手権
期間:03/01〜03/04 場所:チャプルテペクGC(メキシコ)
「自分のゴルフではない感じ」 小平智は49位に後退
◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 2日目(2日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7330yd(パー71)
1オーバーの39位タイから出た小平智は3バーディ、5ボギーの「73」とスコアを落とし、通算3オーバーの49位タイに後退した。序盤2番でバーディを先行させながら、アイアンショットに苦しんで順位を下げた。
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うっ憤を晴らすかのように最後は1Wを振りぬいた。3つスコアを落として迎えた18番、緩やかな打ち上げのパー4で小平のティショットは309ydを記録。残り70yd弱の2打目をピンそば2mにつけてバーディを奪い「攻めるしかなかった。あしたにつながると思う」と、締めくくりに週末への希望を見出した。
「この2日間自分のゴルフではない感じ。バーディが少なく、ボギーが多い」と初参戦のメキシコのコースに手を焼いている。フェアウェイキープ率は36ホールで50%。1Wショットの調子は決して悪くないというが、コンパクトな林間コースはより細かい精度が求められる。「フェアウェイでも右サイドだと狙えなかったり、ちょっとラフに行っただけで木に遮られたりする」。
前日イーグルを決めた後半15番(パー5)では、1打目がわずかに右ラフにこぼれた。上空の木々に行く手を阻まれた2打目は5Wでスライスをかけにいったが、ボールは左サイドのベアグランドへ転がり、ボギー。「攻めた結果だったけれど、ああいうのがいっぱいある。やっぱりマネジメント。打ちやすいところを考えて行きたい」と反省した。
上位の背中は遠いが、4月の「マスターズ」出場へ向け、わずかでも世界ランクポイントを上乗せしたい。「最後まであきらめるつもりはない」と言い切った。(メキシコ・メキシコシティ/桂川洋一)