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「マスターズ」まであと2カ月 松山英樹の今後は

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 2日目(2日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7266yd(パー71)

左手の親指付け根付近の痛みのため、第2ラウンドスタート前に棄権した松山英樹は、これからチーム内で対応を検討して回復を目指していく。痛みの箇所は「(左手親指の)付け根じゃないですね。なんというか表現できないところが、このまま続けても意味がないくらい痛い」と説明。「3連覇がかかっていたけど、それ以上に痛みが勝ったという感じ」と続けた。

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治療のために帰国するのか、米国に残るのかは、現時点では未定。松山は「検査もそうだけど、痛みが出たときに調べてもなにも出てこない」と、痛みの原因究明と対応が容易ではないことを示唆した。

飯田光輝トレーナーは「きのうのラウンド後に時間の許す限りあらゆる治療を試みた」と話し、松山も「いろんな治療をしてもらって、いままでだったら治るはずだったのが、治らなかった」と、これまでとは違う痛みの種類であることを認めている。

日本ツアーの賞金王を決めた2013年末にも左手親指付け根付近を痛めた松山は、翌14年の春過ぎまでその影響をひきずっていた時期があった。

当初、2週間後の「ジェネシスオープン」(リビエラCC/カリフォルニア州)の出場を予定していたが、「リビエラもどうしようか迷っているし、メキシコ(3月1日~)もスキップするかもしれない。ベイヒル(3月15日~)くらいから出られたら」と明かす松山。今後の回復具合によって、メジャー初戦となる「マスターズ」(4月5日~)に向けた日程を再考していくことを示した。

「リビエラから出られたら最高だけど、無理する必要もないと思う。しっかりと痛みのない状態でプレーしたい」。まずは左手の治療に専念し、じっくりと次戦への準備を整える。(アリゾナ州スコッツデール/今岡涼太)

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