リッキー・ファウラーが上位発進 池田勇太は3ホール残し順延
“一番のファン”へ リッキー・ファウラーが招待した特等席
◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 初日(1日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7266yd(パー71)
リッキー・ファウラーにとって、今大会は雪辱であり、追悼でもある。初日に1イーグル4バーディ、1ボギーの5アンダーをマークし、首位と2打差の2位で発進した。一昨年は松山英樹とのプレーオフに敗れて2位、昨年は4位。勝ちきれない悔しさとともに「一番のファン」という少年への思いも、心の中で大きなウェイトを占めている。
<< 下に続く >>
今週、ファウラーのキャップにつけられた小さなバッジ。グリフィン・コンネルくんという少年の写真があしらわれている。当時2、3歳だったという2013年大会で知り合って以来、交流を深めてきた二人だが、先天性の呼吸器障害を抱えていたグリフィンくんは前週、その短い生涯を閉じた。
「両親に連れられて、ベビーカーやバギーに乗っていたころから知っていた。ゴルフが大好きで、彼は僕にとって“一番のファン”だった。自分とキャディのジョーにとって特別な存在だった。毎年、この会場で会えるのを楽しみにしていたんだ。今年、もう会えないのは悲しい」と、ファウラーは言った。
グリフィンくんのために何かしたいと考えたファウラーは、彼を自身のキャップという特等席に招待した。日曜日の午後、君はそこからどんな景色を見るのだろうか?(アリゾナ州スコッツデール/今岡涼太)
あなたにおすすめ
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!