日米首脳ゴルフの舞台裏 松山英樹インタビュー
2018年 セントリートーナメントofチャンピオンズ
期間:01/04〜01/07 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)
過去10Rでワーストは3アンダー 松山英樹は好位置で週末へ
◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 2日目 (5日)プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)
首位と3打差の7位から出た松山英樹は6バーディ、3ボギーと連日の「70」で回って通算6アンダー8位。トップとは4打差に一歩後退したが、好位置をキープした。「周りが伸ばしてくる中で、どれだけ自分のゴルフが出来るかになる」とムービングデーを見据えた。
<< 下に続く >>
昨年のツアー優勝者34選手が出場する2018年初戦。海沿いで瞬間最大風速11.7m/sの強風に吹かれながら、崩れることなく上位争いに残った。
後半13番。右ラフからの2打目を花道に運ぶと、下り2mのパーパットがカップ淵に蹴られた。前半3連続バーディで作った貯金を吐き出す、後半3つ目のボギーに苦い表情を浮かべた。
一時は2位まで浮上した順位をズルズルと落とす嫌な流れ。断ち切ったのは1Wだ。打ち上げの14番(パー4/305yd)。鋭い打球を放つとティグラウンドを囲んだ観客の声援が飛んだ。1オンはならなかったが、グリーン右奥のラフまで運んだ。冷静に1mを沈めてバーディを奪うと、続くパー5で2連続に結びつけた。
最後は開幕前から警戒したグリーン上で伸ばした。「長いのが決まって良かった」と17番で10mのバーディパットを流し込むと拳を握った。一方で課題も残った。「パットに不安があるので、アプローチに影響している感じがある。(パットの)距離感はあってきたけど、うまくラインを出せていない。良い部分もあるけど、短いのも外している」と振り返った。
過去2度の出場はどちらもムービングデーに「66」を出して最終日の優勝争いにつなげた。同舞台との相性は「ビッグスコアが出ているわけではないので(相性は)普通」と淡々と言うが、過去10度のラウンドで3アンダーがワーストスコア。「あした離されないために3アンダー以上が必要になってくる。良いものを出せれば良い位置にいられると思う」と語った。(ハワイ州カパルア/林洋平)