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「一番納得いかないゴルフ」池田勇太は赤字フィニッシュ誓う

◇米国男子◇ディーン&デルーカ招 3日目(27日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7209yd(パー70)

1オーバー33位タイから出た池田勇太は2バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「72」とスコアを落として通算3オーバー。強風でアイアンショットの距離感に苦労し、48位タイに後退した。

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気温35℃、湿度60%を超える蒸し暑さに包まれたムービングデー。ネイビーのポロシャツを汗びっしょりにしてホールアウトした池田は、疲労感を漂わせた。「きょうが一番納得いかないゴルフ」。2日連続オーバーパーというスコア以上に、内容に失望した様子を見せた。

1番(パー5)、4Iでの2打目をグリーン右手前のカラーまで運んでバーディ発進としながら、3パットを喫した6番、グリーン手前からウェッジでのアプローチに失敗した7番で2連続ボギーをたたいた。「耐えながらやっていたが、6番の3パットで流れを悪くした」。9番は2.5mのパーパットをなんとかねじ込む息苦しい展開だった。

18ホールで32パットとしたグリーン上でのプレー。原因をパッティングの状態ではなく「ショットでしょうね」と分析した。瞬時に強弱が変わる風に翻弄され、ロングパットを多く残したことを悔やんだ。12番は右ラフから残り140ydの第2打が9Iでグリーンの奥へ。「多少なりともフライヤーしたのもあるが、(向かい)風が弱くなったのかなんなのか…まさかグリーンをキャリーで超えるとは思わなかった」。3打目のアプローチはエッジまでしか届かず、4オン2パットのダブルボギーとした。

「悪くはないんですけど、うまくスコアに結びつかない。なんか、それとなく終わってしまった」。前日まで2日続けて第1打を池に落としていた13番(パー3)では、5Iでピンそば5mにつけるショットを見せたが、それで満足いくはずもなかった。

「もう、ほんとに…あしたはアンダーパーで回りたい。バーディラッシュが期待できるようなゴルフを」と、必死に顔を上げた。好材料は終盤の粘り腰。15番では突風が吹く合間をぬって、ピンそば2mにつけてバーディ。16番(パー3)はグリーン右、左足下がりのライからショートサイドのピンに対し、52度のウェッジでクッションさせてパーを拾った。「なんとか赤字(通算アンダーパー)に持っていけるようにしたい」という目標に、望みをつないだことは確かだ。(テキサス州フォートワース/桂川洋一)

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