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キャディが叩きつけた挑戦状 スピースが世界85位とペアを組んだ理由

◇米国男子◇チューリッヒクラシック 事前情報(26日)◇TPCルイジアナ(ルイジアナ州)◇7425yd(パー72)

今週のPGAツアーで導入されるダブルス戦は、上位資格選手がパートナーを指名した全80組で競われる。世界ランク3位のジェイソン・デイ(オーストラリア)と同9位のリッキー・ファウラーは大会屈指の注目ペアだろう。「フォアサム形式はタフだけど、僕らの共通点は積極的なところだ」とデイが言えば、「デイとコンビを組むことを楽しみにしていた」とファウラーは返した。

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その中で“逆指名”を受けてペアを作ったのは世界ランク5位のジョーダン・スピース(23)だ。同ランク85位のライアン・パーマーと組んで出場する。同ランク11位のジャスティン・トーマスや同15位のパトリック・リードなども指名できたが、同じテキサス州出身で17歳年上のパーマーを選んだのには理由があった。

コンビを組むことが決まったのは昨年11月。互いの家族を知り、練習ラウンドをともに行う間柄だった2人はダラス(テキサス州)で彼らのキャディのマイケル・グレラー(スピース)とジェームス・エドモンドソン(パーマー)を含む4人でゴルフをした。

そこで挑戦状をたたきつけたのはエドモンドソンだった。「きょう僕が勝ったら(チューリッヒクラシックに)パーマーと組んで出場してくれよ?」大学時代はゴルフ部で、名門・コロニアルCCで4度クラブチャンピオンになった腕前のエドモンドソン。その結果はどうだったのか?

パーマーは「その日、ジェームスは良いプレーをした。それが、このチームへとつながったんだと思うよ」と、相棒の活躍を持ち上げた。一方のスピースは勝負に負けたことを認めながらも、「そうだね。いずれにせよ、一緒にプレーしようと計画していたのだけど。(その時点で)自分が大会をプレーするか定かじゃなかったけど、もしやるならライアンとだと思っていた」と如才なく弁明した。

「僕らはいつも通りやればいいだけ。普段からこの大会の話をしてきた。ファンも観客もこの大会を楽しみにしているはずだ」と続けたスピース。キャディの挑戦状から始まった17歳差のコンビが新フォーマットの大会に臨む。(ルイジアナ州ニューオリンズ/林洋平)

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