池田勇太と稲森佑貴は悔しさとともに日本で賞金王争いへ
2017年 RBCヘリテージ
期間:04/13〜04/16 場所:ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)
「こんなゴルフでは…」池田勇太は69位終戦 日本で連覇に挑む
◇米国男子◇RBCヘリテージ 最終日(16日)◇ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)◇7099yd(パー71)
池田勇太は3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、通算2オーバーで前日の69位タイのまま4日間の戦いを終えた。
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挽回を期して2番(パー5)でバーディ先行となったこの日も、池田はグリーン上でため息を何度もついた。4番(パー3)で3パットボギーをたたくと、ショットで作った再三のチャンスをものにできなかった。「何なのか僕も分からないですね。打っている感じは良いと思うんですよ。きのうよりも、きちっと狙ってポンと打つという感じでやった。でも、結果としては何も変わらなかった」。
パッティングの悪影響が、プレー全体に悪い流れを及ぼしてしまう。後半13番で2mをやっと沈めてバーディとした直後の14番(パー3)、アイアンでのティショットを右サイドの池に入れてダブルボギー。さらに15番(パー5)では、右ラフからの第2打をフェアウェイに刻むはずが、今度は左の池に。スコアを伸ばしたいホールでのボギーは精神的なダメージも大きく「(良い)リズムがないに等しい。こんなゴルフでは話にならないと思います」と吐き捨てた。
17日(月)には帰国の途に就き、20日(木)開幕の日本ツアー「パナソニックオープン」(千葉カントリークラブ梅郷コース)に前年覇者として出場する。3月「WGCデルマッチプレーテクノロジーズ」から約4週間の米国遠征では望んだ結果を残せなかったものの、「ゴルフの調子は良くなっている。ショットは相変わらず悪くない」と好感触もある。
「現状はパッティングだけかなと思います、イメージ、相性も悪くないコース。そこで立て直せればと思います」。米国での悔しさと収穫を手土産に、日本に帰る。(サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド/桂川洋一)