松山は“死の組”か 池田&谷原は予選同グループで直接対決
2017年 WGCデルテクノロジーズ マッチプレー
期間:03/22〜03/26 場所:オースティンCC(テキサス州)
マスターズへのラストチャンス 谷原秀人「最後だし気持ちよく」
◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 事前情報(20日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)
年明けから米ハワイ、シンガポール、ミャンマー、オーストラリアにメキシコと、世界を飛び回った谷原秀人が、テキサスで“最後の戦い”に挑む。4月の「マスターズ」出場権獲得となる3月27日付の世界ランキング50位入りを目指して奔走。現在60位で臨む今大会の結果がオーガスタへの道を決める。
<< 下に続く >>
2週前の「メキシコ選手権」を終えて、谷原は日本に一時帰国した。「もうずっと時差ボケ」と、前週は風邪で思うように調整できなかったが、18日(土)に米国入り。19日(日)から精力的に当地で練習ラウンドを行っている。
アップダウンが多く、引き締まったグリーンに手を焼く難コース。「長いホールで結構アゲンストの風も吹く。グリーンも硬いので、ロングアイアンや5Wでもピンポイントに狙っていかないと。外しどころを探しながらやっていかないとすぐにボギーが出る」と、まずはショットの精度が大いに試される。
「どのグループに入ってもみんながうまいことは間違いない」。1組4人の総当たり戦となる予選ラウンドは抽選の結果、ジョーダン・スピース、ライアン・ムーアという米国の強豪に加え、昨季日本ツアーで賞金王の座を争った池田勇太と同じ組になった。
50位入りのためには、準々決勝進出が最低限必要な成績というのが本人の見立て。「今回はマッチプレー。最低でもベスト8という目標がある。逆にやりやすい。最後だし気持ちよくやりたい」という。疲労が蓄積された体にムチを打ちながら「(高地の)メキシコで心肺機能は高めてきた!」と心は澄んだ様子だった。(テキサス州オースティン/桂川洋一)